2013 明けましておめでとうございます。



「助けて下さい!!」
新年は、この言葉が入ったメールから始まりました。

12月31日に大手美容外科で埋没法をお受けになられ、
悲惨な状態になってしまわれたとのこと。
新年早々悲しい思いをされて過ごされているのは大変だなと思いました。

昨年もギリギリまで働いていたため、元旦にクリニックに
残った事務作業をするため行ったら、このメールが
クリニックのパソコンに届いていたのです。

このまま良いお正月を過ごすことができないのは可哀想なので、
急いでメール返信しました。
ところが、そのままナシのつぶてです。
どうしたのだろうと心配しながらも、そのまま1月3日になり、
クリニックは年末手術をした患者様の抜糸で混雑しました。

やっと一区切りがついた頃、その方からクリニックに電話がありました。
「急いでメールを差しあげたのですが・・・」とお伝えするのと、
パソコンからのメールは受信拒否していたとのこと。

このようなことは良くありますので、読者の皆様も
携帯電話の受信設定の確認をお願いいたします。


翌日に抜糸のご予約を取られ、抜糸は無事成功し、
喜んでお帰りになられました。

次の日も、
「このままじゃ、会社にも行けません!」
と、年末30日に他院で埋没法をした別の患者様がご来院されました。

この日は土曜日でしたが、
「抜糸したら、腫れて月曜日も会社を休まなくてはいけませんよね?」
と、聞かれるので、私は、
「大丈夫ですよ。抜糸したらすぐ自然に見えるようになるから、心配しないで」
とお伝えしました。

無事手術が終わり、鏡を見せると、
「元の目に戻った! これで会社に行ける!」

「大丈夫と言ったでしょ」と私。
「先生を信頼して良かったです!」と喜んでお帰りになられました。
今年も慌(あわ)ただしく1年が始まろうとしています。

昨年は、ロンドンオリンピックが開催されました。
開会式では、現ジェームス・ボンドことダニエル・クレイグが
エリザベス女王と登場するシーンが上映され、世界中を沸かせました。

年末には、007シリーズ最新作「スカイフォール」が日本でも公開されました。
私も早速、初日に映画館に足を運びました。



skyfall.jpg
oo7 スカフォールより



私は、業務を終えて夜8時半頃映画館に着きましたが、
9時頃の上映は満席で深夜12時前に上映の席が最前列に
わずか1席だけ残っている状態でした。
チケットを購入し、近くの喫茶店で読書をしながら、上映時間まで待ちました。

午前2時に上映が終わりましたが、さらに次の回の上映も
真夜中にもかかわらず多くの人が映画館の入り口で待っていました。
すごい人気でした。

今回のスカイフォールでは、007ことジェームス・ボンドの
ミドル・エイジ・クライシス(Middle age crisis:中年の危機)が
ひとつの映画のテーマとなります。

現役の第一線でバリバリに活躍しているはずなのに、
再テストを受けてみたら、体力テスト、射撃テストをはじめ、
あらゆるテストに不合格になってしまいます。

人間の身体も環境も年々変化しています。
それを認識しないで過去の自分の状態そのままに思っていると、
自己イメージと現実とに食い違いが出てくる、
それがミドル・エイジ・クライシスのひとつの大きな原因であり、
多くの中年が通らなければいけない関門です。
女性の更年期障害なども、ミドル・エイジ・クライスに分類できます。

私も、若い頃楽々とできたことにどうして息切れがするんだと
年々体力の衰えを感じていました。
昨年も年末の繁忙期を慎重に自分の体調を整えながら
仕事したつもりだったのですが、気づかないうちに疲れを溜めてしまい、
お正月の2日間で何とか体力を回復しました。

そのため新たな課題を設けました。
自分の身体を見つめなおすことです。

問題が発生した時に、正しい取る方法はふたつです。
やってはいけないのは、問題に気づかないふりをすること。無視すること。
それではいつまでも問題は解決せず、いずれ更に大きなツケが回ってきます。


正しい方法は、問題が発生したら、それを受け入れるか、
乗り越えるかです。


体力が衰えたら、衰えたことを受け入れ、活動を少なくする。
それもひとつの正しい選択肢です。
しかし、私はもうひとつの選択肢、乗り越えることを選びました。

一般にストレッチというと、じっと身体を伸ばす体操をイメージしますが、
実は静かに身体を伸ばす静的ストレッチの他に、
身体を動かしながら行う動的ストレッチがあります。
(正確にはもっと細かく分類できます)

ゆっくりと動く気功法は、広い意味で
動的ストレッチと呼ぶことができると思います。

「その日の疲れはその日のうちに取り除く」
これをモットーに、毎晩寝る前に自分の身体のコンディションを
整えていたつもりだったのですが、仕事に疲れ、知らないうちに
あまり動かないで済む静的ストレッチにメニューが偏っていたようです。

私は動的ストレッチの方が優れていると思っておりますので反省し、
動的ストレッチを多く日常のコンディショニングに取り入れました。

動的ストレッチでインナー・マッスルを刺激すると、
あっちも硬い、こっちも硬いと、どんどん自分の身体の硬い場所が見つかってきます。
それを少しずつ、少しずつ、丁寧にほぐしていきます。
身体が柔らかくなり、呼吸が深く楽になりました。

今年の目標のひとつを心身を磨(と)ぎ澄(す)ませることに決めました。

身体を鍛えるために筋肉トレーニングをする医師がいますが、
美容外科医、形成外科医など、細かな仕事をする専門家にとって、
筋肉トレーニングはやってはいけないことです。

重い物を持つなど必要以上に腕や指に負荷をかけることにより、
指先の繊細な感覚を失ってしまうからです。


皆様も腕立て伏せを30回くらいした後に、丁寧に字を書いてみて下さい。
いかに自分が指のコントロール力を失っているかが分かるはずです。

私は、東洋医学も行なっていますが、西洋では体力を消耗し、
回復を促(うなが)していくのがレーニング理論となりますが、
東洋では、「養生(ようじょう)」という言葉があるように、いくつになっても
身体は養(やしな)い育(はぐく)んでいくものなのです。

そうして身体を練磨していくことにより、武道や気功法の達人が
若い人たちが敵(かな)わないほどの力を身につけたりもできるのです。

今年は心身に磨きをかけ、その域に少しでも近づけるよう
努力していきたいと思っております。
今年もよろしくお願いいたします。



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デザイナーズ年賀状より



追記1;
年末によくリピートしていただいている患者様から、
「いつも御世話になっています」と、いただきました。
すごく大人しく性格の良い方ですが、何度にも渡って
少しずつ二重の幅を広げられています。
この患者様のように長期計画で少しずつ周りの目を慣らしながら
華やかな雰囲気を作っていくのも、ひとつの賢いやり方です。



godiva3.jpg




追記2;
新年明けに男性患者の方からいただきました。
最近は、男性でもオシャレへのこだわりが強く、
この患者様も何度もご来院いただいています。
ありがとうございました。



gyuutan1.jpg


目白ポセンシアクリニック



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プロフィール

永久 晶浩(ながひさ あきひろ)

Author:永久 晶浩(ながひさ あきひろ)
国立神戸大学医学部卒業
目白ポセンシアクリニック院長
https://ssl.possenssia.com/profile/
心のあり方まで含めた「美」についての総合研究者

古代ギリシアから現代アートまで古今東西の芸術的文化を研究している

主な著書に「アルファ型美人のすすめ~愛される美人vs.愛されない美人~」「『NO』と言えれば人生は開ける」

診療日誌を日々更新中

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