神社で開運

新年明けましておめでとうございます。

昨年年末も大みそかまで働きました。
一番最後の患者様は、大みそかの2日前に他院で埋没法を受けられた方でしたが、
その院の医師から勧められるまま埋没法を受けたら、腫れが引かず、
正月2日から仕事があるのに、このままでは仕事に行けないと
群馬から電話をかけて来られた方でした。
大みそか当日の午後3時頃お電話をいただき、
「このまますぐに新幹線に乗って行きます」とおっしゃられて、急いで来られました。

ご来院され、カウンセリングがはじまると、大粒の涙をボロボロこぼしながら、
堰(せき)を切ったように延々と状況を話されました。
私は、とにかく話を聞くだけ聞いて、心がスッキリとなっていただき、
それから治療に入ろうと、ただひたすら話を聞かせていただいておりました。

「こんなに泣いたらもっと腫れますよね」とおっしゃるのですが、
腫れは糸を抜去してしまえばかなり改善されます。
それよりも、患者様によっては、下手な埋没法の手術を受けられたために
PTSD(心的外傷後ストレス障害)のようになってしまわれる方も
いらっしゃるので、私はできるだけ心のトラウマが取れるように
気をつけながら接するようにしています。
泣きたいだけ泣いていただき、言いたいことは全部お聞きして
心をスッキリとさせて、カタルシス(浄化)が起こるようにします。

手術が終わった後は、ご来院時の異様な風貌も改善され、
自然な顔つきになられ、喜んでお帰りになられました。
「年末の一番最後なのに、ありがとうございます」
とおっしゃられましたが、
「毎年、同じように悩んでご来院される方がたくさんいらっしゃるのです。
そのように悩んでおられる方のために年末ギリギリまで開院しているので
お役に立てて嬉しく思います」
とお答えいたしました。

大みそかは、夜9時頃帰宅いたしましたが、疲れ果て、
そのまま熟睡してしまい、新年のカウント・ダウンはできませんでした。

年明けの2日間は、活動を読書と初詣くらいに抑え、
家でのんびりゴロゴロしながら、体力を回復させました。

クリニックは公式には本日1月4日から開院でしたが、
年末に行った手術の方の抜糸があるため、
私は3日からクリニックに行っておりました。

さて、今回のテーマは、初詣にちなんで、開運する神社参りの仕方
です。

お正月はどこの神社も人でいっぱいになりますが、
お参りの仕方って大切だと思うのです。

多くの方が、小銭を投げ入れ、ポンポンと手を叩いて
自分の願いをお祈りされています。

それはそれで、悪くはないのでしょうが、
ご自身が神様の立場になって考えてみて下さい。

小銭を投げ入れられて、「○○できますように」と祈られても、
「そんな勝手なこと言われても困る」と言いたくなることも
あるのではないでしょうか?

お子様をお持ちの方であれば、
「○○してよ」と子供から言われても、
願いを聞き入れられる時もあれば、
聞き入れられない時もあると思うのです。

神道の言葉に、「弥栄(いやさか)」という言葉がございます。
「いやますますに栄えていきますように」という願いを込めて
「弥栄」を三唱します。

「弥栄」と、自分自身だけでなく、自分の周り、日本国、そして世界中、
また、神様に対しても、「いやますますに栄えていきますように」と
願いを込めていくのです。

そして、これが正しいお祈りの仕方だと思うのです。
「自分だけでなく、世の中の人々も幸せでありますように」
「私たちだけでなく、神様もお幸せになられますように」
そんな願いを込めることができる人々に、
本当の幸せはやってくるのではないでしょうか?

この考え方は、実はキリスト教にもあるのです。
キリスト教の最も基本的な祈りである「主の祈り」の
最初の3つの願いは、神様の栄えを祈るものです。

神様の御名が尊ばれること、御国が来ること、御旨が行われることを祈った後で
やっと自分自身の、しかも、未来のものでなく、
今日只今の時点で必要な必需品が手に入ることを祈ります。
自分自身の欲望を願うことはありません。
なんというつつましやかな祈りなのでしょうか?
しかし、これが神様から喜ばれる祈りだと思うのです。

後は神様任せです。
先程の例でいえば、
良い子にしている子供には、子供が何も言わなくても
親が、子供にできる限り喜ぶようなことをやってあげようと思うものなのです。

ただし、親は子供には理解できない深い考えをすることができます。
子どもにとってはつらいことのように感じても、
その子の将来を考えて、試練を与えることもあるでしょう。

だから、私たちも何かつらいことが起きても、ビクつくことはないのです。
神様がくれた試練、神様がくれた課題、神様がくれた宿題だと思って
喜々として乗り越えていけば良いと思うのです。

今年一年の始まりに、神社に行かれる時、
ご自身の願いを神様に申し上げるだけでなく、
「世の中の人々も幸せでありますように」
「そして、神様も幸せでありますように」
そんな祈りを試してみられてはいかがでしょうか?
これまでとは何か違う、新しい1年がはじまるかもしれませんよ。


神は人の敬により威を増し 人は神の徳によりて運を添ふ
~貞永式目より~


追記1;
大みそかは忙しくて、コンビニ弁当の年越しそばで済ませてしまったので
新年に椿山荘の庭園にある無茶庵で、ゆったりとおそばをいただきました。



soba.jpg
ゆったりとしたぜいたくな空間が広がります



tenpurasoba.jpg
てんぷらそばをいただきました


追記2;
私のクリニックのWEBサイトで2010年年頭のご挨拶でご紹介させていただいた
安岡正篤先生の年頭の言葉が、東京都神社庁が毎月発行している生命の言葉に、
本年1月の言葉として取り上げられていました。

安岡正篤先生 年頭自警
1. 年頭にまず自ら意気を新たにすべし
2. 年頭古き悔恨を棄つべし
3. 年頭決然滞事を一掃すべし
4. 年頭新たに一善事を発願すべし
5. 年頭新たに一佳書(良い書物)を読み始めるべし



books.jpg
読みたかった書物をお正月休みを利用して一気に読みました


目白ポセンシアクリニック



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コメント

§ コメントありがとうございました

momo様

お返事を書かせていただきましたが、
メールが戻ってきたため、
こちらに再度掲載させていただきます。

「コメントありがとうございました。

現在の世の中はズルをやった方が勝ち、
要領良くやった方が勝ちみたいな風潮があるので、
医師の立場から何とかその風潮に対して
警告をしたいという思いもあり、ブログを書いております。

自分勝手な振る舞いは、最終的には
癌細胞のように全体を破壊し、自分自身も
滅亡する運命になってしまうように私は思っております。

それぞれの立場から、世の中が良くなるように、
生きやすい社会になるよう、世の中に働きかけられれば良いですね。

御活躍、蔭ながら応援させていただきます。
コメントありがとうございました。」

§

先生もクリニックも、大人気で
何よりですね。
やはり、先生の腕と人柄が
本物だからでしょうね。
ところで、今年もリピート手術に行きます。
今年は仕事でアメリカにおり
アメリカからですが、
日本観光ついでに
よる予定です。
よろしくおねがいいたします。

永久先生にとりまして、更に良き年となりますように。
大変お忙しいかと思いますので、
コメント返事は結構ですよ。

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プロフィール

永久 晶浩(ながひさ あきひろ)

Author:永久 晶浩(ながひさ あきひろ)
国立神戸大学医学部卒業
目白ポセンシアクリニック院長
https://ssl.possenssia.com/profile/
心のあり方まで含めた「美」についての総合研究者

古代ギリシアから現代アートまで古今東西の芸術的文化を研究している

主な著書に「アルファ型美人のすすめ~愛される美人vs.愛されない美人~」「『NO』と言えれば人生は開ける」

診療日誌を日々更新中

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