歳をとればとるほどに……



地方から夫婦で税理士事務所を開業されている税理士の女性がご来院されました。
夫婦仲が良く、おふたりで新幹線でご来院されました。

ご主人の方は仕事でお疲れのようで、待っている間、
カウンセリングルームの椅子を3つ並べ、椅子に寝転がって爆睡されていました。

ご主人が眠っている間に奥様は美女に変身。

加齢とともに狭くなってきた二重の幅を広げ、
老けて見られる目の下にヒアルロン酸を注入し、自然な感じで若返られました。

手術はうまくいき、とても喜んでいただき、後日お礼のメールをいただきました。

「本当にいい感じで翌日からバリバリ仕事もできてて本当に大感動です・・
ありがとうございました。

今まで写真を取られるのが嫌でしたが、楽しくなりそうです。

これからも定期的にケアしてぜひ若さを保って元気に働きたいと思います・・・
何分素人ですので、もし「こんな施術をするといい」というのがあったら
またぜひお暇な時にでも教えて下さい・・

よろしくお願い致します!」

女性にとって自分を美しくすることや若さを維持することは
精神衛生的観点からも大切です。

女性はきれいにしなかったり、老けてくると、バランスを壊してしまうのです。

昔、TVのCMで、若い夫婦の設定で、
奥様が「私、つくる人」、夫が「ぼく、食べる人」というのがありましたが、
男女差別のセリフであると大騒ぎになり、放送中止となってしまいました。
しかし、夫婦間において、夫の「ぼく、稼ぐ人」、
奥様の「私、使う人」というのは、自然の摂理なのです。


旦那様がしっかりと稼いで、奥様がしっかりと使う。
これでバランスが取れるのです。


奥様を含め、自分の家族にどれだけ贅沢をさせられるか、
これは男の甲斐性(かいしょう)として力の見せ所です。

今回のように夫婦で会計事務所を営まれておられるのであれば、
旦那様が服やオシャレにお金をかけても、クライアントは少ししか増えないでしょう。
しかし、奥様がキレイになられたら、確実にクライアントが増え、仕事が増えます。

つまり、女性を華やかでキレイにする方が、コストパフォーマンスが良いのです。

いつの時代も女性の金遣いの荒さが、文化をつくってきました。
雑誌を見ても、男性誌より女性誌の方がずっと豊かです。

女性は、美しくなることや若さを保つためにどんどんお金をかけるべきです。
男性も世の中に美しい女性が増えた方が気持ち良く過ごせるのです


アンチエイジング(Anti-Aging)という言葉の本来の意味は、
老化に逆らうということですから、年齢がいけばいくほど、努力が必要となります。
美貌と若さを保つために、時間も労力もお金も必要となるのです。

人間は、年齢とともに成長していくべきです。
これは、精神的に人間的魅力を磨いていくことだけを意味するのではありません。
経済的にも、年々豊かになっていくべきなのです。
自分を磨き続ける努力を怠らなければ、実力が年々ついてくるのだから、収入も増えます。
専業主婦であるなら、夫を励まし続け、夫の労働への意欲を
強く維持し続けることも、妻の努めの一部です。
そうして、自分や家族のために働いてもらうのです。
そして、自分が努力して得た収入や
夫が稼いできてくれたお金の一部を自分の美へと回します。
これが「美の経済学」です。

最近、28歳の女性と話をしました。
「生物学的な女性のピークは、22、3歳とか、
25歳とか、どんなに上でも28歳くらいまでです。
その年令までは、何も努力しないでもキレイでいられるし、
周りからもチヤホヤされるけど、ピークが過ぎても
何もしなかったら落ちていくしかありません。
ピークが過ぎたら落ちていく分以上に自分を高める努力が必要なのです。

その努力を続けられる女性が、マダムと呼ばれるようになります。

マダムと呼ばれるようになるのか、オバさんと呼ばれるようになるのかは、
これからのあなたの努力にかかっているのですよ」

運勢という言葉は、運の勢いと書きます。
現在、どの地点にいるのかより、これから上がっていくのか、
それともこれから下がっていくのかの方が、人間の精神に大きな影響を与えます。
今の状態が良くなくても、これから上がっていくのなら、未来に希望があるのです。
しかし、今の状態がどんなに良くてもこれから下がっていくのなら、不安が強くなります。
そのため、いくつになっても日々努力を重ねて向上していくしかないのです。

私は最後の瞬間まで成長し続ける努力をしたいと思っています。


追記;
夏休みに九州から小学1年生の子供を連れた患者様がご来院されました。
目白ポセンシアクリニックでは、交通費支給制度を行っていますが、
この患者様は、実家が横浜にあり帰省を兼ねて上京するので
交通費支給は必要ないとのこと。

しかし、私達の仕事は基本的にサービス業です。
相手がこちらのサービスを必要でないとおっしゃるなら、
経費がかからなくて良かったではなく、
それに変わるサービスとして何が提供できるのかを考えるべきだと私は思いました。

術後の腫れを気にされていたので、点滴療法をサービスで行うことにしました。
術後20日間ほどこちらにいらっしゃる間、何度も通っていただきました。

お子様を連れて来られました。
いかにも賢そうな顔をしているので、
私は密かに「勉強くん」とあだ名をつけていたのですが
学校では、「博士」と呼ばれているそうです。
朝、起きたら布団の中で読書をしている、そんなお子様だそうです。

点滴する時も、その様子をじっと見ていました。
「君、お母様の言うことをよく聞かないと君にも注射するよ」と言ったのですが、
反応がありません。

後から聞くと、注射が好きで、注射する時、いつもじっと見ているそうです。
それなら、注射するという脅しが通用するはずはありません。

頭も良さそうだし、将来、医学の道に進むかもしれないと思い、
縁を作ってあげようと思いました。

その次に来た時、お母様に駆血帯をつけてもらったり、
点滴のテープを貼ってもらったりして、作業を手伝ってもらったのです。
そして、さらにその次に来た時は、私がそのお子様の手を持ち
誘導しながら、お母様に点滴をやってもらいました。
このような体験がモチベーションとなって、将来、医師になりたいなど、
本人の自覚を促すことになるかもしれないからです。

お母様がどのように感じられたかは分かりませんが、
私は交通費支給以上価値あることをお子様にさせていただいたつもりです。

今でもそうだと思いますが、私が医学生だった頃、医家の子女が多くいました。
医者は家族を含め、医者はえらい、他の職業は劣っているという偏見を持っている人を多く見かけます。
しかし、私はこの考えは間違いだと思っています。

世の中に素晴らしい職業はいくつもありますし、
医師より稼げる職業もたくさんあります。

私は人の役に立つ仕事がしたくて医学部を目指しましたし、
現在でも本当に医学をやりたいという志をもった人間だけに
医学部に入ってもらいたいと思っています。

親が医者だから医学部を目指すなんて、自分の人生を大切にしていないし、
それ以上に患者様に対して失礼です。

この小学生には、医学を志す素質があると思いました。

私は、周りの人間があれやこれやと強制すべきでないと思っています。
自分がなりたい好きな仕事をやればいい。
でも、縁がなければその選択肢に気づくことすらできない場合もあります。
今回の体験でその子供の将来の選択肢を
ひとつ増やしてあげることができたのではないかと思っています。

読者の皆様の中にも、自分は何をやったら良いのかわからないとか、
自分の子供は何が向いているのだろうかと思われている方もいらっしゃると思います。

ある人がどんな職業に向いているかなんて、そんなこと、誰にも分からないのです。
いろいろやっていくうちにこれだというものに出くわすのです。
これだという、何かや誰かに出会います。

物事は最後までやり遂げなければいけないと良く言われますが、
それは必ずしも真実ではありません。


いろいろやってみたら良いのです。
ダメだと思ったら、別のことをやってみれば良いだけの話です。
途中でやめたり、あきらめたりしたからといって、
ダメ人間だと決めつけてはいけないのです。

そのことが向いていないだけで、何か別の可能性があるということを意味するに過ぎません。
そのことが向いていないと分かるだけでも、成果なのです。

ピアノのお稽古が続かない、クラブ活動をやめたい。
大人なら、職場を変えたい。
ダメそうなら、新しい道を探せば良いのです。

私自身、35歳まで自分の進むべき道が分かりませんでした。
35歳で開業した時、初めて自分の道を自分自身で切り開いていく
現在の生き方が自分に合っていることに気がついたのです。

深刻に考えないで、気楽に、ただし真剣にいろんなことに取り組んでみる。
そして、これだというものが見つかったら、徹底的にそれを追求してみる。
そんな生き方によって、精神的にも充実し、自分が納得できる人生を
歩むことができるようになるのではないでしょうか?



プロフィール

永久 晶浩(ながひさ あきひろ)

Author:永久 晶浩(ながひさ あきひろ)
国立神戸大学医学部卒業
目白ポセンシアクリニック院長
https://ssl.possenssia.com/profile/
心のあり方まで含めた「美」についての総合研究者

古代ギリシアから現代アートまで古今東西の芸術的文化を研究している

主な著書に「アルファ型美人のすすめ~愛される美人vs.愛されない美人~」「『NO』と言えれば人生は開ける」

診療日誌を日々更新中

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