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継続する力が道を開いていきます ~暗示の力~



先日、催眠術の練習会に参加しました。
指導者がいる場でお互いフィードバックを取り合いながら練習すると、やはり上達していきます。

今回は、私は催眠にかからないと断言する女性が参加していました。
この会の上級講師に生まれて初めて催眠をかけてもらったらかからなかったそうです。

催眠術師は、自分が催眠をかけるのに失敗すると、あなたは催眠にかからない体質だと言って、体裁をつくろうことがありますが、この講師(現在は退職しています)もうまくかからなかったので、君は催眠にかからない体質だと断言してしまい、それがトラウマになってそれ以来、誰が催眠をかけようとしてもかからなくなってしまったそうです。

それでも催眠が好きで、将来的には催眠を自分の仕事にしたいと思って勉強を続けておられました。
自分は催眠にかからないのに、そんな自分が他人に催眠をかけても良いのだろうかと悩みながらも、それでも自分は好きだから催眠の勉強を続けるのだと今回も練習会に参加したのだとおっしゃっておられました。

参加者のひとりが瞬間催眠をかけようとしましたが、かかりませんでした。


私がかける瞬間催眠

上記は私がかける瞬間催眠ですが、かからない人だと腕を引っ張った時に抵抗して押し返されてしまいます。

この女性も、瞬間催眠で手を引っ張られた時に引っ張り返して催眠がかかりませんでした。
「かかろうと努力しているけど、身体が固くなって抵抗してしまうんです」
とおっしゃっていました。

私はこれを聞いてチャンスだと思いました。
最近、私がよく使うのは、エリクソン催眠と呼ばれる流派のものです。

催眠術は大きく古典催眠と現代催眠に分かれますが、エリクソン催眠は現代催眠のきっかけとなったアメリカの精神科医ミルトン・エリクソンが行っていたものです。

古典催眠では、被検者を力づくでねじ伏せるように暗示をかけていくので、被検者が言うことを聞いてくれる人だと、バンバン暗示が入っていきますが、抵抗が起きると一切暗示が入らなくなります。

例えば、「目を閉じて!」と言われたら、素直な人なら目を閉じてくれますが、言うことを聞きたくないと思った人や目を閉じるとそのあとどうなるか分からないので怖いと思った人など、抵抗して目を閉じてくれません。

エリクソン催眠では、相手の反応を利用していきます。
例えば、目を閉じたそうな人には、「あなたは目を閉じたくなります」と言いますが、目を閉じたくない人になら、「あなたは目を開けたままでもリラックスすることができます」と言います。
目を閉じろと言われたら、反抗する人はいますが、そんな人でも目を開けたままリラックスすることができますと言われてリラックスしてくれば、自然と目を閉じたくなるので、その時に「目を閉じたくなります」と言われると目を閉じてしまいます。

これがエリクソン催眠と古典催眠の違いです。

今回は、催眠はかからないと言っていた女性は、身体が固くなるとおっしゃっておられます。
身体が固くなるのは、催眠術ではカタレプシーという現象です。
身体が固くなる現象とカタレプシーを結び付けてしまえば催眠はかかるはずだとひらめきました。

私は、その人の腕に触れながら、
「身体が固くなったとおっしゃっておられましたが、どんな感じだったのですか?」
と、お聞きしました。
そして、身体が固くなる感じを思い起こしていただきながら、腕のカタレプシーを起こしました。

今、怒ってなくても、以前怒った時の記憶を思い出して下さいと言われて思い出すとまた腹が立ってくるように、今、そうでなくても思い出せば現在もそういう状態になりやすくなります。

この女性は催眠にかからないとおっしゃっておられたので普通に腕が固くなると暗示をかけたら無意識に抵抗して腕は固くならなかったことでしょう。
しかし、実際に身体が固くなった先ほどの体験を思い出してもらったので、腕にカタレプシーが簡単に引き起こせたのです。

「その身体の固い感覚が今、腕にもあるのが分かりますか?」
とお聞きすると、腕が固くなって動かなくなっているので、
びっくりされながら、「はい、分かります」とおっしゃいました。
「催眠にかからないとおっしゃっていましたが、今、催眠にかかって腕が動かなくなっていますよね」
と言って、手を顔の前に持ってきて、「手が顔にくっつくと、深い催眠状態になります」と催眠にかけてしまいました。



催眠にかけたら、
「○○○先生(君は催眠にかからない体質だと言った先生)が何と言おうと、あなたは今、催眠にかかっています。(事実)
あなたは、催眠にかかることができるし(事実)、これからも自分が望む時は催眠にかかることができます。(暗示。暗示はこのように事実に続けて言うと入りやすくなります。これが暗示を入れる時のコツとなります)

あなたは、催眠にかからないと言いながらも、勇気を振り絞ってこの練習会にも参加されました。
そして、催眠にかかることができるようになりました。
これからも自分が望むことは、勇気を振り絞って進んでいくことができます。
そして、自分が進みたい方向へ道を開いていくことができます。
自分が勇気を振り絞ってこの会場まで来たことを褒めてあげながら、この世界に戻ってきて下さい」
と言って催眠を解くと、感動して涙を流して泣き出されてしまいました。
催眠の勉強を続けてきて良かったと思った瞬間でした。

このように、催眠は、暗示によってその人が超えられないような壁を超える手助けをしてくれます。
ポセンシアクリニックで手術をお受けいただく患者様には、ご希望されれば無料でおかけしてますので、ご希望者はお申し出下さい。

当てました! ~直観力を磨く方法~

昨日、コンビニで買い物をしたら、くじを2回引いて下さいと言われました。
私は宝くじをこれまで一度も買ったことがありませんし、くじにはまったく興味がありません。
くじに当たることは、自分の運を無駄にすり減らしてしまうような気がして、当たらない方が良いと思っているくらいです。
実際、宝くじで大金を当てた人のその後の人生はうまく行かないという調査結果があるくらいです。

しかし、今回は2日前に直観力を磨くセミナーを受講したので、セミナーの成果を試そうと本気で当てるつもりでくじを2枚選んでみたら2枚とも当たりました。
景品自体、本当に欲しければ自分で簡単に買えるものですが、2枚とも当てられたのがうれしかったです。


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直観力が鋭かったら株の売買などできるのではないかと思う方もいらっしゃると思いますが、そうとも言えるし、そうでないとも言えます。

霊能力?を磨いて株の売買に役立てようとした人はこれまで何人もいたようですがたいてい失敗しています。
私が唯一成功したのを知っているのは、内観法の創始者・吉本伊信先生くらいです。



吉本伊信先生・このように面接前に受講生が見えないところで受講生に頭を下げてから面接を行っていたそうです。
こちらの記事もご参照下さい。

なぜ、うまくいかないのか。それは、欲が出るからだと思います。

欲が出て当てようとすると直観力でなく、邪念が出てしまいます。
そして、当たらなくなってしまうのです。


欲をなくすには、明鏡止水のような澄み渡った心境を持たなければいけません。
そんな心境でいる時に自然に湧き起こってくる直観はとても冴えていて正確です。


吉本伊信先生は、ほとんど無償で内観指導をされておられました。
しかし、生活費はどこからか捻出しなければ生きていけません。
吉本伊信先生は株の売買で利益を出していました。

一般の人が欲にまみれて株の売買をしようとしても当たりませんが、吉本伊信先生は内観で鍛えた不動の心で正確にマーケットを見つめて売買の判断をしていたから直観力が冴えていたのだと思います。

ちなみに私が尊敬している中村天風師の透視力もすごいものでした。
身体の具合の悪いところを当てたり、妊娠している女性に生まれてくる子供が男か女か当てたりしていました。
ある時、見知らぬ男が天風先生に透視の試合を申し込んできたそうです。
天風先生は、自分は興行師ではないと即座に断ったそうですが、どうしても試合をしろとその男はしつこく迫ってきました。
天風先生の家のお手伝いの野崎さんも、すごい能力をお持ちでしたが、野崎さんが、
「あなたの財布の中に10円札が1枚ありますね。そのほかにこれこれのお金が入っていますね」
と当てると、その男はしっぽを巻いて帰って行ったそうです。

そんな天風先生がこんなことをおっしゃっています。
「私は博打をしない。
だが競馬でも1等の馬はスーッと分かる。
夢中に競馬をやっているやつを見るとつい教えたくなる。
だが、教えたって、そんな馬が一等になるかいと言って本気にされないことがよくある。
ところが、そのとおりになると鳩が豆鉄砲を食ったようなつらをする。
それでも私はいくら当てたって、拝まれてもリベートはもらわんよ。
欲に目がくらむと、霊のささやきがみんな聞こえなくなるからね」


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中村天風師


このように直観力は、自分の心の状態や生き方を反映して鋭くなったり、鈍くなったりするものです。
これからもっと自分の直観力を磨くことを意識して生きていきたいと思っています。


あまり知られていないけど、素晴らしい人 ~朴 禧善(ぱく きぜん)先生~



年が明けて1月も終わりに近づきましたが、今更ながらですが明けましておめでとうございます。
ブログの更新がかなり遅くなりました。

最近、感動する本を読んだのでご紹介したいと思います。
生活に生かす座禅健康法(朴 禧善(ぱく きぜん)著)です。

朴先生は1945年に東北帝大工学部を卒業されました。1956年アメリカ国務省の招聘でミネソタ大学に留学し、修士課程を修了されました。
ソウル大学工学部教授であり、ソウル大学金属工学科は朴先生が命名されたそうです。
韓国の金属工学の第一人者でした。
ここまでの話であれば、単に韓国のエリートというだけで、よく聞く話です。

ところが、1969年当時、韓国では金属工学の第一人者であっても、日本に行くと大学院レベルではなく、学部レベルであっても学生が卒業年度には卒業論文作成のため、世界各国の論文を読み込んでおり、朴先生は学生たちのレベルにさえついていけなかったそうです。

大いに恥じられて、50歳で日本に長期留学されます。
教授というプライドを捨て、一から謙虚に学ばれたのでした。
なかなかできることではありません。

精神的に落ち込みながら、東北大学へ行くため電車に乗った時、たまたま座席の横に置いてあった新聞を読むと禅修行の広告見つけ、何か心ひかれるものがあったそうです。
午後2時、定時に仙台駅に着くとカバンをロッカーの中に入れてタクシーで広告に書いてあった住所の近くまで行かれました。

アポイントも何もしていないのにとにかく動く!
やれるところまでやってみる!
この行動力が成功者の特徴だと思います。


タクシーで広告に書いてあった住所の近くに降ろしてもらったものの、何時間探しても目的の番地にたどり着くことができず、縁がなかったと諦めてバス停に向かったところ、80歳を超えたであろうお婆さんがこちらに向かってきました。
最後にダメ元でこのお婆さんに聞いてみようと聞いてみたところ、お婆さんはそこをご存じで家の前まで連れていってくれたのでした。

仙台にいる4か月間、禅の手ほどきを受け、その後東京大学に行きます。
東京では、1学期間どれだけ努力しても日本の学生との差が縮まらず、どうしようかと悩まれていた時に禅のことを思い出しました。
禅で潜在能力を向上させなければ、今の自分は敗北者として本国に帰らなければならない。
仙台で紹介された当時の禅の一人者であった大森曹玄師を訪ねますが、大森師がヨーロッパに指導に旅立たなければいけないということで、他の人の紹介を受け、その人が紹介したのが、加藤耕山老師でした。


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座禅を終わり、老師に部屋に呼ばれました。
「朴さん、今年何歳になるかね?」
「はい、今年51歳になります」
「何しに日本に来たかね?」
「博士学位をやりに来ました」
「今、どこで勉強していますか?」
「はい、東京大学宇宙航空研究所でやってます」
「朴さん、本当にえらいですね。
その年で勉強に来るとは!
朴さん、
人間は40歳までは修行時代であり、40歳から70歳までは試練の時代、花の生涯は70歳から100歳までである。
この私の場合もまったくそうであった。
100歳からは人生の結実期である」
「それは良い言葉ですが、どうしたらそんなに長生きすることができるのでしょうか?」
「朴さん、こんなに高齢にもかかわらす、妻子と離れて異国の地で一人で苦労するからには、長生きしなければいけないのではないでしょうか。
朴さんの真価は70歳以降になって初めて発揮されるでしょう。
今のように将来も修練を続けるならば100歳以上長生きできると思う。
国家と民族のために偉大な仕事を残すでしょう」

朴先生は勉強と禅に打ち込みます。
平日は朝早くから研究室に向かい、夜遅くまで勉強します。
週末と年末年始は老師の下で座禅に励みます。
日本で勉強した5年間、映画に行ったのはたった1回、1度も帰国することなく、ひたすら勉強と座禅に励みました。

年末年始の12月28日から1月2日までの6日間、老師のもとで座禅修練大会がありました。
この6日間、座禅を組み続けますが、上級のグループは座禅に断食を組み合わせて行います。
まだ座禅をはじめて日が浅いのに、朴先生は断食グループを志願しました。
老師をはじめ、多くの人が反対しましたが、朴先生は意志を変えませんでした。
自分の人生に行き詰っていた朴先生は、座禅で何かをつかまなければ自分は本国に負け犬として帰るしかないと決死の覚悟でした。

この修行はかなり大変です。
普通の断食道場なら皆で食べないで時間を過ごしますが、ここでの修行は食事時間は食堂に行って他の人が食べている所で過ごさなければいけないからです。
しかしそれができてこそ、本物です。
食べられないのでなく、自分の意志で食べないのですから、他人が食べていようが食べないと決めたら食べない。


これは、行いも同じことです。
皆がやっているから自分も悪いことをやって良いのではなく、誰がやっていようと自分の良心に恥じることならやらないというのが本物です。


1月2日の最後の日、老師の部屋に入ると、老師は朴先生の手を握りながら言いました。
「朴さん、久しぶりに私をこんなに喜ばしてくれてありがとう。
朴さんと断食をしていた人達は10年以上座禅をしている熟練者ですが、今年はいろいろな都合で脱落する人が多く、残ったのは朴さんを含めわずか3人でした。
全く初心者である朴さんが最後までやり通してくれたことは、なんと有難いことか分かりません。
これからも健闘して下さい」

座禅に励まれた朴先生は、断食をしている間に蓄膿症が治りました。
座禅を始める当時の1969年は165センチの身長に体重が73キロ、血圧が170/110と高血圧でした。
膝関節が痛み、一日数キロしか歩けなかったそうです。
老眼で老眼鏡をふたつかけなければ新聞は読めず、息がはずみ階段を1階から2階まで一気に登ることはできませんでした。

ところが、断食をしながら座禅をしたことで補食期に入った10日目65キロまで体重が減りました。
お寺の後ろの山を約千メートルくらい登っても膝は何ともなく、3か月後の健康診断では、血圧は150/100に下がり、老眼鏡もふたつからひとつで済むようになったそうです。

さらに修行を続けられ、70歳で体重60キロ、血圧120/80、視力1.0で老眼鏡もいらなくなりました。

1995年には自分の健康状態を確認するため、76歳でエベレストのベースキャンプよりメラピーク(6654メートル)への単独無酸素登山に成功し、ギネスブックに載りました。

同伴したヒマラヤ登山隊の案内人であるシェルパでさえ頭痛に悩まされていたのに、朴先生は平気でまったく平地と同じだったそうで、シェルパたちから「世界最強の男」と呼ばれたそうです。
50歳の時には数キロしか歩くことができず、階段を1階から2階まで一気に登ることさえできなかった人間が、座禅に励むことで76歳で登山でギネスブックに載るまでになったのです。

朴先生はこのような強靭な心身を鍛え上げる方法として、座禅を勧められています。
70歳までに5万枚以上の原稿を書き、8千枚の図面を描き、これらに引用する参考文献を千編以上読み、国内外で発表した学術論文を30以上書き(年3編以上)、大学で週10時間以上講義を行い、毎年5~7名の大学院生を指導し(修士、博士)、学術発表や招聘教授として出張が延べ400日ということでした。
期間は記載されていませんでしたが、おそらく10年~15年くらいでの業績だと思われます。
1日に換算すると、毎日10枚上の原稿を書き、3~5枚の図面を描き、1、2編の論文を読むペースになるそうです。
寝るのは夜4時頃になり、それまでずっと仕事をしています。
ただ、どんなに忙しくても毎日20~30分の座禅は欠かしたことがなく、大学の研究室には畳1畳と座布団と座禅用クッションが置かれていたということでした。

毎日の定期的な座禅の他に、疲れてくると、5分でも10分でも座禅を行って心身の回復を図り、くだらない会議になると、姿勢を正し、目を開けたまま眠ったそうです。
座禅は上達すると睡眠よりも深い休息効果が取れると言われています。
このようにして宇宙の気を自分に取り込むのが朴先生が提唱される生活禅です。

自分もこれまで禅や瞑想に積極的に取り組んできましたが、さらに磨きをかけていこうとこの本を読んで思いました。

朴先生が強靭な心身を作る座禅法のコツとして挙げられているのが、姿勢のつくり方(ピラミッド式調心法)とリズミカルな呼吸法です。
詳しくは朴先生の本を読んでみて下さい。

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朴禧善先生と日野原重明先生
2人あわせて187歳とパワフルな著者たち

パイナップルの贈り物 ~札幌肝臓クリニック川西輝明院長先生より~



札幌の元札幌緑愛病院院長で今年の5月に札幌肝臓クリニックを開業された川西輝明先生からパイナップルが送られてきました。



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沖縄の知人からおいしいパイナップルがあると情報があり、ぜひ、私にと送っていただいたとのことでした。

川西先生は、私のブログによくコメントをくれます。
専門は肝臓病で私も肝臓がんになったら、札幌まで行って川西先生にご相談させていただきたいと思っている名医です。

単に診療をされているのでなく、肝がん検診団団長として、北海道を中心に全国で講演をされ、肝臓病に対する啓蒙を広く世間にされておられます。

私が学生時代は肝硬変は不可逆な病気、いったん罹患したら治らない病気として習いましたが、最近は肝硬変も治ることが分かってきたそうです。
私も川西先生から勉強させていただいています。

人脈を作ろうといろんな会合に参加してハイエナのようになっている人をお見かけすることがありますが、私は人脈づくりには鈍感ですし、一般の人に比べてかなり知人の数は少ない方だと思います。
しかし、そのひとりひとりはすごい人が多いです。

何かあった時のために人脈づくりが大切だということをよく聞きますが、あるかどうか分からないことに備えて人脈を拡大・維持するために時間や労力を使っていくより、何か問題が発生したらその問題を解決するために努力し、その過程で知り合う人の方が適切な知り合いができてきます。
自分が誠実に行動していれば、自分にとって必要な人脈は自然とできて来ると思います。

だから、無理して人脈を作ろうとするより、今目の前にいる人を大切にし、誠実に生きていく方が良い人生になると思います。

さて、川西先生からいただいたパイナップルをどうしようかと考え、クリニックで切ってスタッフと皆で食べようと思いました。

普通の人はパイナップル丸々1個を切ることなんて滅多にないと思います。
私もたまにしかないのですが、今日は本気でパイナップルを切ってみることにしました。

今は良い時代で知りたいことは何でもネットで検索できます。
「パイナップル 切り方」で検索すると山のように情報が出てきました。

実は、パイナップルにいろんな切り方があったのですね。
私はパイナップルの頭とお尻を切って4つ切りにするという方法しか知らなかったのですが、今回初めて正しい切り方というのを知りました。

あるページに3種類の切り方が載っていました。
最近は動画で学べるので便利です。

1回動画を観たら、パイナップルを持ってオペ室へ行きました(笑)
オペ室でパイナップル切りって変な感じがしますが(笑)、オペ室が一番広くてパイナップルの汁がこぼれても処理しやすくて便利なのです。

ある外科の先生は検尿用の紙コップで紅茶を入れて点滴用のブドウ糖を混ぜながら、「砂糖よりブドウ糖を使った方が紅茶はおいしいんだよな」とつぶやいていました(笑)
医者には変な人多いです(笑)

患者様からのいただだきものなど普段はスタッフに切ってもらいますが、こういった難しいものは普段切ることを専門にしている私が切ります。
私は切ることにはかなりうるさいのです。
スタッフが包丁を持って切ろうとすると、「その角度では切れない」とか、横から口出しすることがありますが、切る前にちゃんと切れるか切れないかが分かります。

ヴァイオリンの英才教育の鈴木メソッドを開発された鈴木慎一先生は、生徒がヴァイオリンを構えたら音を出す前に「(音が)高い」とか「低い」とおっしゃったそうです。
私はヴァイオリンのことは分かりませんが、刃物の角度なら見た瞬間に切れるか切れないか分かるのです。

即席で勉強した3つの切り方から、美容外科医らしくもっとも見た目が華やかな「飾り切り」という方法で切ることにしました。
普通に切ってしまうと、実の部分だけが切れた状態で皿に乗る形になりますが、飾り切りでは、パイナップルの頭の葉っぱの部分を残し、皮の部分を皿の代わりにして、見た目がとても良いのです。

私が美容外科の技術を学んでいた当時は教育制度が全く整っておらず、技術を教えてくれる人はいませんでした。
技術は他人から教わるものでなく、見て覚えるもの、それができない人は脱落という時代でした。

そういうトレーニングを受けてきているので、パイナップル切りの動画も真剣に1回観て、1回観たらすぐその場で切り始めました。
動画を見直したり、あそこはどうするんだったかなというのでは、まともな美容外科医としては失格です。

他の切り方がまず頭の葉っぱの部分を切り落としてしまうのに、飾り切りは葉っぱの部分も含めて縦に4つに切ります。

それから4つに分かれたひとつの芯を取り除き、上と下に割を入れ、皮と実の間を切ります。
この方法が初めての私は切るごとに体制を入れ替え、手術台の周りを右に行ったり、左に行ったりします。
自分がもっとも切りやすいポジションで切るのが、外科的手術の基本だからです。

下手な先生は今自分がいる位置で物事を処理しようとするので、うまく作業ができないのです。
上手な先生はたくみに身体を動かして自分にとってベストのポジションで処理するので、良い結果になりやすいのです。
それが毎回良い結果を出せるうまい先生と下手な先生の差です。

私は初心時に戻り、自分が最も切りやすい位置に移動して切っていきました。
こんな感じで完成です。


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(写真の撮り方がうまくなくて良い感じに写ってませんね。すみません)


次にふたつ目を切り始めます。
ふたつ目はやり方を改善します。
1回でうまくできたからと言っていい気になってそこで慢心するのでなく、常に自分のやり方を改善していくことが上達のポイントです。

1回目は手順を覚え、手さぐりで良い結果になるようにします。時間がかかっても良い、スマートでなく泥臭くて良いから合格点に達するのが1回目のテーマです。
2回目は慣れてきたのだから、1回目と同じでは進歩がないことになります。
同じようなやり方でスムーズに速くできるようになるとか、その時その時で自分のテーマを何か作って作業をするようにしています。

今回の2回目は、1回目は自分がベストのポジションを保つため体勢を入れ替えるために左右に大きく動いていたので、2回目のテーマは体勢を入れ替えずに小さな動きで良いポジションを取ることにしました。

今回は自分でなく、パイナップルの方をベストポジションに動かしていきます。
パイナップルの方を動かすと、動かした拍子に葉っぱの一部が取れたりしました。
1回目は泥臭くても確実に良い結果にしますが、2回目からは挑戦の要素が入ってきます。
残り半分はスタッフに家に持ち帰らせるために切らずに置いておいたので、パイナップル切りはここで終了しましたが、3回目があったら、もっとスマートにパイナップル切りをやりたかったです。

このようにパイナップル切りひとつでも真剣にやっていくといろんな学びが生まれます。

スタッフにも切り方を解説しながら切りましたが、自分が美容外科を学んだ初心の頃のことを思い出せて楽しかったです

意中の彼氏をゲットした人 ~吹石一恵さん~



今回はバレンタインデーが近いということで、愛がテーマです。
私の中で最近のビッグニュースと言えば、
福山雅治さんと吹石一恵さんの結婚です。



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(orikonstyle)



私は、吹石一恵さんのことは、
ユニクロのCMで以前から知っていました。
このCMでブラトップは上からではなく、
下から着たり脱いだりすることを知りました。







その時に出演しているこの素敵な女性は
誰だろうと興味を持って調べましたが、
その後、福山雅治さんとの結婚のニュースが流れました。
さすが福山雅治さん、お目が高い!(笑)

異性から人気のある芸能人の場合、付き合っているとか、
結婚の話題が出ると相手の人は
ファンから攻撃されることが良くあります。
しかし、吹石一恵さんの場合、
祝福されることが多いようです。

それは、吹石一恵さんの性格が
良いことが大きな原因だと思います。

クールなイメージがある吹石一恵さんですが、
本当に礼儀正しくて性格が良く、
とても明るくフレンドリーだそうで、
共演者やスタッフと分け隔てなく接し、
「ノーギャラでいいから一緒に仕事がしたい」
と、共演者やスタッフからも人気があるそうです。




吹石一恵さんの性格の良さが分かります



吹石一恵さんは、中学生の時に関西で芸能活動を
スタートさせますが、有名になっても移籍せず
今でもその時と同じ事務所に所属し続けています。

決して大手とは言えない事務所で、東京に出てきてからは
大手芸能プロダクションをはじめいろんな事務所から
『ウチに来ないか?』という誘いがあったようですが、
義理人情を重んじる吹石一恵さんは移籍せず、
最初に世話になった事務所に居続けているとのことです。

もし、大手事務所に移籍していたら、吹石一恵さんは
もっと芸能界で活躍されていたことでしょう。

しかし、それと同時に福山雅治さんのハートを
射止めることは難しかったと思います。

福山雅治さんの大ファンであった吹石一恵さんにとって、
芸能界での活躍より福山雅治さんとの結婚の方が
人生で意義が深いように思います。

このように人生の中で一見損しているように思うことが、
実はとてもプラスに働いていることがあるのです。

義理を通して損したことは、後に何倍にもなって返ってくる。
吹石一恵さんが見事に実証してくれました。


福山雅治さんは自分のプライベートを表に出さない
秘密主義者ですが、吹石一恵さんは、親しい友人にさえ、
福山雅治さんと付き合っていることを漏らしませんでした。

普通の女性なら、相手が有名な芸能人でなくても、
誰かと付き合いはじめたら他人に聞いて欲しくて
言いたくて言いたくて仕方なくなります。

ましてや、有名な芸能人と付き合っていたら、
「これ絶対に内緒ね。
私、福山雅治さんと付き合ってるのよ」
とか、親しい友人には言い出しそうです。
徹底的に秘密を守った吹石一恵さんはすごいと思います。

人から注目を集めることが第一の芸能界で、
吹石一恵さんのような女性は珍しいのではないでしょうか?

逆の例として、石原真理子(現石原真理)さんの暴露本や
グラドルなどがやる暴露ネタがあります。

一時的には話題にもなりますが、そんな何でもしゃべって
暴露するような人は危なくて使えませんし、付き合えません。
すぐに干されてしまいます。

どの世界でも、生き残っていく為には、信用が第一です。
プライベートでも、信用を第一にしている人は
幸せな人生を歩みやすくなります。

信用を第一にする生き方は一見損をします。
このせち辛い世の中では、裏切られることの方が多くなります。

しかし、同じように信用を大切にする人と
共鳴が起こるようになります。
数少ないそんな人たちとのご縁ができるようになるのです。


世の中には、良い人と出会わないと
嘆いている人が少なくありません。
しかし実は、誰も良い人たちと出会っているのです。
出会っていても、共鳴し合わないから
ご縁がそこで終わってしまうのです。

出会わないのではなく、通り過ぎてしまうのです。

そんな人たちとの縁を作りたかったら、
まず自分が損する覚悟で
良い波動を出すことです。
自分が良い周波数を出していると、
それに共鳴する人が出て来て
良い縁ができて来るのです。


逆も言えます。
自分が悪い周波数を出していたら、悪い人が寄ってきます。
詐欺師が、騙されるというのはよく聞く話です。
人を騙してばかりいると、自分より一枚上手の
うまい話に乗ってしまいます。

愛にはいろんな種類の愛があります。
男女の愛、親子の愛、兄弟愛、人類愛。

自分の利益だけを考えたら、
それはもう愛ではなくなっています。

良い恋愛をしたかったら、まず
普遍的な愛の感覚を身につけることです。

それには、まず人類愛。
自分の利益にならないことでも、
相手のことを思いやって
知っている人、見知らぬ人区別することなく、
少しだけで良いからやってみる。

ちょうど吹石一恵さんがやっていたように
共演者がノーギャラでも良いから吹石一恵さんと
もう一度やってみたいと言われたように、
誰に対しても良い感じで接してみるなども良いでしょう。
それが呼び水となって、良い恋愛運や仕事運を運んで来るのです。

意識していてもなかなかできるものではありませんので
無意識にやれるように習慣化してしまうのです。
ふとやった思いやりのある声がけや笑顔の挨拶や小さな親切。
こんなささいな行動が、思わぬ幸運を運んで来てくれるかもしれません。




福山雅治さんが自分のモノマネ




桜坂 好きな曲です



今年最初のチョコレートです。
お心遣い、有難うございました。



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こちらのチョコレートは男性患者様からいただきました。
個人的には男性には興味はありませんが(笑)
目白ポセンシアクリニックでは男性患者様も大切に扱っているので
多くの男性患者様がご来院されておられます。

男性患者様は傾向として、神経質な人が多い、
お化粧が出来ない、仕事があるなどでダウンタイムがあまり取れない
など、条件が厳しいことが多く、男性患者を好まない
ドクターも結構いらっしゃいます。

この患者様は他院修正ということもあり、
何件ものクリニックで断られ、
わらにもすがる思いでご来院されました。
カウンセリング時には
泣きながらお話をされておられました。

手術はうまくいき、喜んでお帰りになられました。
このチョコレートは抜糸時にお礼に持って来られましたが
バレンタインが近いので、紛らわしいですね(笑)





5本目のテレビCM収録



本日、目白ポセンシアクリニックでテレビCMの収録が行われました。

通常、テレビCMと言えば自院の広告を指すことがほとんどですが
目白ポセンシアクリニックでは、他社製品の広告制作に協力しています。
つまり、自分でお金を払ったり、自分が勤めているクリニックに
お金を出してもらってテレビに出演しているのでなく、
ギャラをもらいながらテレビCMに出演しています。
このようなケースは、きわめて異例だと思います。

目白ポセンシアクリニックは、1院1医師の
本当に弱小クリニックです。
しかし、患者様のための医療を誠実に
13年間コツコツと行ってきました。

目白ポセンシアクリニックでは、年間千数百件の
手術を行っていますが、これまで医療訴訟ゼロです。
実は、医療訴訟ゼロどころか、患者様との大きなトラブルがないので
顧問弁護士さえいません。

建前でなく本気で患者様に喜んでいただける医療を
実践してきましたがその証(あかし)のひとつとして
特に芸能活動をしているわけでもないのに
テレビCM出演のオファーをいただいていると受け止めています。

いくら派手な広告を打ったり、マスコミの露出が多くても
クレームだらけのクリニックに、他社からCMの依頼が
来ることはないでしょう。

社会的な信用をいただいているという意味で
とても嬉しく思って、CM制作に協力させていただいています。
しかも、今回で通算5本目の撮影となりました。



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私ひとりでカウンセリングから施術まで行っているので
たいした人数の患者様を診ているわけではありません。
しかし、ひとりひとりをコツコツと丁寧に診療していくことで
良い口コミが生まれ、テレビCM出演の
オファーをいただけるまでになりました。

今後も、数あるクリニックの中から
わざわざ目白ポセンシアクリニックを
選んで手術をお受けいただく患者様には
感動を呼ぶような素晴らしい医療を実践できるように
精進していきたいと思っています。


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またまたテレビCM出演しています ~笑っていいとも!出演秘話~


魅力的な人になろう!



今年のゴールデンウイークもいよいよ終ろうとしています。
私たちの業種は世間のお休みが繁忙期になるので
休みをほとんど取ることなく働き続けましたが、
皆様は楽しいお休みになられましたでしょうか?

時々、患者様から休みの日は何をされているのですか? と聞かれます。
従業員は労働法に守られて休みがきちんとありますが、
経営者の私には法律の規制がありません。
自由人でありたいと思っている私は、時間や法律に縛られず、自由に働いています。
つまり働きたい時に働き、休みたい時に休んでいます。

時々私がクリニックを1週間も2週間も、時には3週間近く
休みにして海外に出かけているのを
見られたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、
おそらくそんなクリニックは他にないと思います。

私は他人の人生を大切にしたいと思っていますが、
自分の人生も同じように大切にしています。
自分のやりたいことはできる限り実現させ、
休みたい時は自分が納得するだけ休むようにしています。
その代り働く時は、夜中も休日も盆正月も関係なく24時間体制で働いています。
そうやって自分なりのバランスを取っているのです。

最近の休みは、よくセミナーに行ってます。
と言うより、セミナーに行く日を休診日にしている感じです(笑)

好奇心旺盛な私は、セミナーも直接仕事に関係ある美容医療のセミナーに限らず、
いろんなセミナーに参加して幅広く知識を吸収し、
総合的な人間力を鍛えるようにしています。

先日も午後から瞑想のセミナーを受講し、
夜は鍼灸学のセミナーに参加し、セミナーのハシゴをしました。

夜のセミナーの講師は、前筑波技術短期大学学長の
西條一止先生(医学博士:東京大学)で
「刺鍼による心拍数減少の自律神経メカニズム」という
大変興味深い内容でお話がありました。

西條先生は、70歳になられるそうですが、血色が良く、上品な方で
こんな風に年齢を重ねていきたいなと思いながら惚れ惚れと講義を聞いていました。



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nisijyou2.jpg
東洋医療臨床技術大学校アカデミーHPより転載させていただきました



さて、その夜のセミナー会場に行く道でのことです。
1階が全面ガラス張りのトレーニング・ジムがあり、
中で何人もの人たちが黙々とルーム・ランナーを使って走ったり、
バーベルを使ってトレーニングしていました。

私は、その姿を見た時、強い違和感を感じ、思わずゾッとしてしまいました。

「この人たちは自分の時間や労力という
大切な資源を無駄遣いしている」


私も若い頃、身体を鍛えようとスポーツクラブに
入会したことがありましたが、1日で辞めてしまいました。

これだけしんどい思いをしたら、労働ならお金をもらえるのに、
どうしてお金を払いながらこんな大変なつらい思いを
しなければいけないのかと、バカバカしくなってきたのです。

お金を払うなら、楽しむべきです。
お金を払ってまで嫌な思いや大変な思いをすることは、私にはできません。

筋トレをするかしないかは、個人の自由ですので
私はとやかく言うつもりはありませんが、特に若い方々に
人生には筋トレよりもっと大切なことがあることに
気づいて欲しいのです。


何十キロもの重いバーベルを上げられるのに、
ほんの数ミリ自分の表情筋を持ち上げて笑顔を作ることができない人がいるのです。

腹筋運動を何百回もできる人が、身体をわずか45度程度傾けて挨拶したり、
「申し訳ございません」と謝ることができません。

何十分も走り続けられる人が、人から頼みごとをされて、
「はい、ただいま」「喜んで」と、すぐに走り出すことができないで
ものすごく重い腰になっているのです。

こんな人たちを何十人となく見てきました。

筋トレは自己満足の世界です。
筋トレが直接お金を生み出したり、ビジネスを成功させることは
ごく一部の人を除いてありません。


そのエネルギーや情熱を自分の目の前の仕事に向けたら、
ものすごい成功が待っているのに勿体ないと
いつも思ってしまいます。


会社なら出世し、自分でビジネスをやっているなら大儲けです。
だから資源の無駄遣いだと書いたのです。

そんなことを考えていたら、最近、自分の資源(能力)を高めるための
面白そうな本が何冊も見つかりました。

私は、仕事が終わってからしか読書の時間が取れないので、
面白そうな本がたまってきたら、業務終了後徹夜で本を読みます。
クリニック近くのマクドナルドが24時間営業なので、
大量のビタミンCのサプリメントと本を何冊も持ち込み、
オレンジ100%のジュースを注文してビタミンCを溶かせ、
ビタミンCをちびちび補給しながら徹夜で読書するのです。
(ビタミンCは半減期が30分と短いので、一度に大量に摂取するのでなく
小分けに分散して摂取する方が効果的です)

ビタミンCを補充しながら徹夜をすると、
飲まない時と比べて翌日の疲れが全然違って来ます。

今回は、最近読んだ本を中心に自分の魅力を高める本をご紹介していきます。


「やさしさこそ闇の力を打ち破る」 スティーブ・ショーグレン著

非常にマイナーな出版社から出ているマイナーな本です。
最近読んだ本ではなく、私がずっと教科書にしている本です。

この本では、他人に攻撃的になるよりも
やさしく接した方が相手は変わっていくという主張がされています。

あるイスラム教の戦略家が言ったそうです。
「我々が恐れる唯一の宣教師は、聖フランシスコ会の修道士です。
彼らは700年間も我々をさんざん苦しめてきました」

聖フランシスコ会の修道士は暴力をふるったわけではありません。
町に出て黙々と人々に奉仕したのです。
奉仕を受けた人々はキリスト教に興味を持ち、キリスト教徒になっていきました。

つまり、議論や暴力で従わせようとするよりも、
やさしく接した方が相手に強い影響力を与えることができたのです。

私もどうしたら患者様に喜んでもらえるか、いつも考えています。
時々、この本を取り出しては読み返しています。


「幸せの法則―どんな時も優しさに変えて」 晴香 葉子著

シンガーソングライターあきさんの歌詞に出てきそうなタイトルですが(笑)
(ほとんどの人に分からない身内のジョークでゴメンナサイ)
「様々な感情を優しさに変換する」「優しさをこころがけて生活する」ことを軸に
日々の気持ちの持ち方や生活の仕方が書かれています。


「愛される品格」 セロン・Q・デュモン著

私は魅力ある人間になりたいと思うことは、
人間の傲慢さにつながると思っていましたが
この本を読んで考え方が変わりました。
魅力的な人間になろうとすることは素晴らしいことです。

思いやり深くやさしく他人に接する。
いつもエネルギッシュで笑いを絶やさない。

本当に自分が魅力的になろうと思ったら、自分を磨いていくしかないのです。
皆様も自分がどんな言葉遣いや行動を取ったら他人から見て魅力的に見えるのか
考えられると、何か得るものがあると思います。


「LOVE理論」 水野敬也著

私は自分がイケメンになりたいとか、モテたいという願望はありませんが、
女性相手の仕事をしているので、どんな振る舞いが女性から好感を得られるのか
どんな振る舞いがNGなのか知りたくて恋愛関係の本は時々読みます。
私は世間の一般男性と比べると、何千倍も何万倍もの女性と
接しているはずなのですが、女心の深いところはいまだに謎でよく分かりません(笑)

この本はとても面白かったです。
その中でも特に
「うわっつらKINDNESS理論」はなるほどと思いました。

私は根っからの古典的な日本男子思考です。
患者様から、「外見は草食系なのに、中身はサムライですね」と
言われたことがあります。
自分が正しいと思ったことは曲げたくありませんし、
時には周りの人に説教してしまいます。

この前も醜形恐怖症で親子でご来院された患者様に、
「せっかくの人生なのに、悩んでいたら勿体ないです。
まだ若いんだからもっと人生を楽んだ方が良いですよ」
と熱く語ってしまい、自分で後から苦笑いしてしまいました。
ノリが森田健作さんに似てしまうのです。



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時々、「さらば涙と言おう」とか、「友達よ泣くんじゃない」を口ずさんで
森田健作さんの世界に陶酔しています(笑)

でも、それは女性から見てあまり良いことではなかったみたいですね。
こんなに患者様のことを思ってやっているのに、
どうして分かってもらえないのだろうと思うことが度々あったのですが、
これは「うわっつらKINDNESS理論」を
実践していなかったからだったのだと思いました。

私を含めたいていの真面目な男子は、真心があれば
言わなくても女性にわかってもらえることを期待しますが
それが間違いなのだそうです。

自分の好意を小さな親切で示していくことが、
自分の気持ちを知ってもらうために大切なのです。

女性から好かれるために、犬や猫を
研究しろというのもありましたが、これも正しいです。

昔、私は犬が好きではありませんでした。
誰にでも尾っぽを振っていく犬なんて、
節操がないようで好きになれなかったのです。

男なら、好きな人
(女性だけでなく人間として尊敬できる男性に対しても)ができたら
それ一本でいくのが正しいと本気で思い込んでいたのです。

しかし、人生経験を積んでいくと、
それが必ずしも正しくないことに気がつきました。

尾っぽを振って誰からも好かれる犬ってすごい人気運を持っています。
社会的には、頑固者の私の方が間違っています。
人気がなければ仕事もビジネスもうまくいきません。
人から好かれることや信用されることが、
社会生活を送る上で最も重要なことのひとつなのです。


目白ポセンシアクリニックは、多くの患者様からご好評いただいています。
私も人間ですので、できること、できないことがありますが、
これからも多くの患者様にとって魅力的なクリニックに
なるように努力していきたいと思っています。

これからもよろしくお願いいたします。


本日はちょっと熱く語ってしまったかもしれませんので
この曲でお口直しを。
心洗われるクリスタルな声の曲をお楽しみ下さい。
Celtic Woman - I Dreamt I Dwelt In Marble Halls









フジサンケイビジネスアイに掲載されました



私の記事が3月26日のフジサンケイビジネスアイに掲載されました。



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私に興味を持ってくれた記者の方に
開院当初の話から現在までの話を
きれいにまとめていただきましたが、見出しが
「現代社会と癒しの美容外科」となっていました。

私が開院した12年前は美容外科がバブルの時代で
広告さえ打てば患者様を集められる時代でした。
とにかく、数をこなしていればお金になったのです。
悪い結果になっても、また広告を打てば別の患者が来るのだから
時間をかけて丁寧に注意してやるより、
どんどんやった方がお金になって良い
という価値観が蔓延(はびこ)っていました。
(今でもそのようなクリニックはあるようですが・・・)

私は勤務医時代、開業なんて大それたことをするつもりなんて
全くなかったのですが、患者様ひとりひとりを丁寧に
診療していきたいという願いは聞き入れてもらえず、
自分でやるしかなかったのです。

せっかくやるのなら、自分が満足できるクリニックをつくりたい。

そのために私は、「癒しの美容外科」をクリニックのコンセプトにしました。
今でこそ、「癒し」という言葉がよく使われていますが、
当時、美容外科業界に癒しのコンセプトを持ってきたことは画期的なことだったのです。

この斬新なコンセプトはお陰様で多くの人に受け入れられ、
開院当初から大勢の患者様に恵まれ、大成功のうちにスタートを切ることができたのです。

私は、「癒し」が大好きです。
昨年年末のことでした。
夜遅く、目白駅を降りると20歳くらいの女性が
プラットホームにうずくまっていました。
「どうしたのですか?」と声をかけると、
忘年会で飲みすぎて気分が悪いとのことでした。
私はこの見ず知らずの女性に15分くらい背中をさすり続けました。
「楽になりました」とお礼をおっしゃって、電車に乗られましたが、
見送りながら、「俺って本当に癒しが好きなんだな」と
自分自身の性質を再認識したのです。

相手が癒されて楽になると、癒したはずの
自分自身も癒されて気持ち良くなるのです。


この癒しのコンセプトで、目白ポセンシアクリニックは
多くの患者様から喜んでいただいてきました。

しかし、一部癒しのコンセプトが通じない人たちがいたのです。

せっかくご来院いただいたのだから、すべての患者様に
喜んでいただきたいと思って努力しているのですが、
どうしてもしっくりこない人たちがいたのです。

その原因のひとつを、昨年になってやっと見つけることができました。
「癒し」を必要と思っていない人たちがいるのです。
そんな人たちは野心が強い人たちです。

癒されることより、自分が前に出ることの方が大切だ。
癒されることに時間を使っているヒマはない。
人生に優しさなんて必要ない。食うか食われるかだ。
とにかくどんどん前に出て行くのだ。

こんな人たちに喜んでもらうためにどう対応すれば良いのか。
いろいろ考えていた時に浮かんできた言葉が、
「エンパワーメント」(Empowerment)でした。

Emは接頭語で「~する」という意味なので、
パワーをつけてあげるというニュアンスです。
自分の夢や野望に向かって突き進んでいく力を
つけてあげるということです。

私はエンパワーメントについて書かれた本を
何冊も取り寄せてみました。
しかし、私がイメージする内容が書かれた本はありませんでした。

自分が望む内容の本がないのであれば、
自分で考え出せば良い。


私は診療しながら、どうすれば良いのか工夫を続けました。

エンパワーメントのコンセプトは、
自己実現にもつながっていきます。
「自己実現」は、世間一般では、自分の好きなことを
やれるようになるという間違った意味で使われていることが多いようです。

本来の自己実現の意味は、自分の中に眠っている、
自分でも気づいていない可能性を引き出すことなのです。

二重のご相談にみえられた患者様に
目の下のヒアルロン酸注入を勧めることがあります。
疲れた印象や老けた印象が、目の下にヒアルロン酸を入れることで
著明に改善することがあるのです。

「自分では気づいていませんでしたが、
とても良い印象になりました。ありがとうございます。」とか、
「自分でも気になっていたのですが、どうして良いか分かりませんでした。
こんなに簡単に治すことができるのですね。有難うございました。」
と、顔色を明るくして帰られます。

手術以外でも、生活の仕方や気持ちの持ち方、心構えなどを教えてあげ、
人生が楽しくなりました、
チャンスに恵まれるようになりました、
仕事が順調にいくようになりました、
人生が変わりました、
など喜んでいただく機会が増えました。

そして、このようなお声を聞くことが、私自身にとっても嬉しく、
自分自身がエンパワーされていくのが分かるのです。


「癒し」+「美容医療」が異なったコンセプトで補完的であるのに対して
「エンパワーメント」+「美容医療」は非常に相性が良く、
相乗効果が期待できるのです。

これまでの「癒し」のコンセプトに加え、「エンパワーメント」が加わって
さらに強力になった目白ポセンシアクリニックで喜んでいただけましたら幸いです。
スタッフ一同、ご来院をお待ちしております。



追記1;
青森県むつ市よりご来院いただいた患者様から抜糸時にいただきました。
「片道5時間かけて来ました。近くにもクリニックはあります。
でも信用できるクリニックで手術を受けたかったのです。
往復10時間かけて来た甲斐がありました」
とおっしゃっていただき、嬉しかったです。
遠方からのご来院有難うございました。



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追記2;
岩手からリピートしていただいている整形外科の
ドクターからいただきました。
目白ポセンシアクリニックには、MD(医師)を始め、
医療関係者が多くご来院されます。

以前、大手美容外科に勤務していた医師がご来院されたこともあります(苦笑)
内部から信用される医療をやっていきたいものです。

こちらの患者様に気に入っていただき、お母様もご紹介していただき、
一緒にご来院されています。

最近、疲れが出やすいとおっしゃっておられましたので、
プラセンタ注射をサービスでさせていただきました。
また、漸増的筋弛緩法というリラックスするのに優れた方法があり、
群馬大学医学部でCDが作成されているので、
後日CDをお送りさせていただきました。
たびたびのリピート有難うございます。



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季節限定春バージョン



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こちらは以前いただいたもの。岩手で有名なお菓子だと別の方から聞きました。



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別の時にいただいたものです



追記3;
新潟県村上市からご来院いただいた患者様からいただきました。
ソチオリンピックで銀メダルを獲得した平野歩夢さんがこちらの出身らしく、
平野歩夢さんをモチーフとしたお菓子が作られているので
持って来られたとのことでした。
「割れないように持ってきました」と、おっしゃり、
大切そうにパッキングケースに詰めていたお菓子を取り出されました。
ご来院有難うございました。



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追記4;
こちらは新潟県長岡市からです。
明治維新の志士たちや明治天皇やその側近の人たちも食べたという由緒あるお菓子です。



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追記5;
長野からお越しいただいた患者様からいただきました。
有難うございました。



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追記6;
京都からお越しいただいた患者様からいただきました。



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こちらは別の京都からお越しいただいた患者様からいただきました。



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追記7;
大阪からお越しいただいた患者様からいただきました。



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”たこ焼きちゃうねん 焼シフォンケーキやでっ!”
という長いタイトルのお菓子です。
いかにも大阪!って感じですが、味は良かったです。




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見た目はたこ焼きのようですが(?)
実はシフォンケーキなのです。

有難うございました。


追記8;
保育所に勤められている患者様からいただきました。
手術時だけでなく、抜糸時にもいただき、毎回のお心遣いありがとうございます。

もともと可愛らしい患者様でしたが、目頭切開を行ったことで
可愛らしさの中に美しさが加わり、ますます素敵になられました。

私も幼稚園時代、こんな先生に担任してもらいたかったな、
そしたら私の幼稚園ライフも違ったものに
なっていたかもしれないと思うと、残念でした(笑)

「きれいになられましたね。
でも見てくれる相手が保育園児じゃつまらないんじゃないですか?」
と聞くと、
「いえいえ、そんなことはありません。
見てくれる相手が誰であろうときれいになれるのは嬉しいことです」
とおっしゃっていただきました。
有難うございます。



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追記9;
アトピー性皮膚炎で点滴療法に通われている患者様からいただきました。
抗炎症作用や抗ヒスタミン効果を期待できる高濃度ビタミンC点滴療法に
最近はプラセンタ療法を併用して、ますます威力を発揮するようになりました。

先日も脱ステロイドちゅうの患者様がご来院されましたのが
点滴しているその場で真っ赤だった皮膚がずいぶん白くなり、
著明な改善が認められました。



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追記10;
卒業のシーズンで、今年もたくさんの患者様がご来院されました。
カウンセリング時はお母様と、手術時はお父様とご来院され
とても家族から大切にされている男性患者様からいただきました。

目頭切開は傷跡が残りやすいので、お化粧で傷跡をカバーできない
男性には行わない医師もいらっしゃいます。
私も昔は男性の目頭切開は避けていましたが、自分の技術が向上して
傷跡が目立たない目頭切開を自信を持ってできるようになったので
最近は男性患者様も懸念することなく施術しています。

手術は大成功だったので、抜糸時にご来院されたお母様に
「手術は大成功ですよ。手術もうまく行ったし、
念願の国立大学に合格され、めでたいことだらけですね」
と言うと、大学の方は不合格だったとのことでした。

残念でしたが来年もあります。
北斗の拳のケンシロウを彷(ほうふつ)させる
クールなイケメンの男性です。
よりクールになった顔でこの1年頑張っていただきたいと思います。


追記11;
アロマセラピストの方からいただきました。
何度もリピートいただいていて、
「これからもずっと通い続けます! よろしくお願いします!」
と、おっしゃってくださっています。

洗練されたファッション・センスの洋服を細身の体に身に着けられ、
とても素敵な方です。
何よりの魅力は、柔らかな物腰で相手を受容する雰囲気を持たれており、
まさに癒しのオーラをまとったセラピストにピッタリの方なのです。

「先生、今日も忙しそうですね。
毎日長時間手術をされて、お疲れじゃないですか?」
「いえ、手術は何時間やっても疲れませんが、
患者様対応には気を遣うので、疲れてしまいます」
「分かります。いろんな方がいらっしゃいますからね」
と、優しく受けとめ、共感してくれるのです。
その短い会話の中でホッと癒されてしまう私。
素敵な方です。

今回、切開の手術は初めてとのことで術前かなり緊張されていました。
ベッドに横たわっていただき、デザインをしていた私は、
この患者様が血液型はAB型と問診票に書いていらっしゃったのを思い出しました。

デザインしながら近くにいたスタッフに
「血液型は何型?」と聞きました。
「A型です」
「A型なんだ。AB型って良いよね。
知的で、洗練されていて、とても都会的で。
AB型って10人中1人しかいないんだ。
希少価値もあるし、素敵だなって思うよ」
聞いていた患者様は自分のことを言われていると思って、
顔がニンマリしてくるのが分かります。

「実は、、、オレ、、、、AB型なんだ」

「そこに落ち着くんですか!」
患者様は、ドカッと大爆笑です。
「ご自分のこと言われていると思ったでしょ」
部屋じゅう、大笑いになりました。

この大笑いにより、緊張がほぐれ、
無事、手術を進めていくことができました。
笑いは最大の癒しですよね!?
有難うございました。



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スタッフ用にも別に持って来て下さいました。
こういった心配りも大変嬉しいものです。



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こちらは以前、ご来院された時にいただいたお菓子です。
横浜にお住まいですが、横浜で一番おいしいと言われている焼き菓子だそうです。
「先生、お食事をするヒマもないくらい忙しくされているので
お忙しい時に、これでお腹を満たして下さい」
人に物をあげる時にこんないたわりの言葉を添えてあげられるといいですね。


追記12;
いただきものが多く、書き切れません!
本当に皆様、有難うございます!!!!!!



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とても誠実な法学部の大学院生からいただきました(男性)



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ご来院前、美術館に寄られたとのこと。
美的センスを磨かれる努力家の方です。
有名なモネの庭とそれにちなんだ蓮をかぶったキューピー人形です。



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お菓子も一緒にいただきました。



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日本国じゅうから、時には海外からのご来院、誠に有難うございます m(_ _)m
これからも多くの人々に愛されるクリニック運営を頑張っていきますので
よろしくお願いいたします。

またまたテレビCM出演しています ~笑っていいとも!出演秘話~



以前、依頼を受けて健康器具アセチノセルビーの
テレビCM出演した話をブログに書きました。
(詳しくはこちら)



CM.png
収録風景



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大人気! アセチノセルビー



忙しくて書けなかったのですが、その後続機アセチノスマートの
発売時のテレビCMにも出演しました。
その話もいずれ書こうと思います。

そしてまた最近、別のテレビCM出演の依頼が来ました。

よく知り合った人から、どうやったらテレビに出れるのですかと聞かれます。
「分かりません」と答えてます(笑)

普段から心がけている、他人のために自分が今できることを
相手の期待を上回るくらい一生懸命やっているだけなのです。


TV局は関連会社にリサーチ会社を持っています。
番組で企画が出ると、その企画が実現できるように
リサーチ会社が情報や人を集めます。

ある時、リサーチ会社から電話があり、医学的な質問を受けました。
私にはメリットが全くない見返りが何も期待できない話だったのですが、
少しでもお役に立てるならと一生懸命丁寧に説明しました。

担当の女性はそれまで他のクリニックに問い合わせをして
ひどい対応を受けたらしく、
「こんなに親切に対応して下さって有難うございます」
とお礼を言って電話を切られました。
私にとって他人に親切にすることは当たり前のことなので、
そのまま忘れていました。

数年後のことです。
突然、その人から電話がかかってきました。

「先生、私のこと覚えていますか?」
「・・・・・・・・・」 覚えていませんでした (^^;)
「私はすごく先生のことを覚えています。
いつも「笑っていいとも!」では、女医さんを募集していたのですが、
今回趣向を変えて男性医師を一名募集することになりました。
私は真っ先に先生のことが頭に思い浮かんで推薦させていただきました」
「有難うございます」
「今度は私のことも覚えて下さいね(笑)」

これが私が「笑っていいとも!」に出演させていただいた経緯だったのです。



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笑っていいとも! 出演



今回のテレビCMも、新しいテレビCMを作りたいので
どの医師を選ぶかという話になった時、
アセチノセルビーを作成した時のプロデューサーが、
永久先生なら一生懸命やってくれますよと推薦してくれたのでした。

この「一生懸命」という言葉がキーワードです。

私が「笑っていいとも!」に出演が決まり、担当のADの方と事前に打ち合わせした時も、
良い番組にするためにガンガンやり取りをしました。

参考までに書いておくと、「笑っていいとも!」には、
プロデューサーがいらっしゃり、デレクターがいらっしゃり、
その下に何人ものAD(アシスタント・デレクター)がいらっしゃいます。
その中からそれぞれひとりが一日分を任され、その日の番組を組み立てていくのです。

私は、自分が出演する日の担当のADの方に
医学の専門家としての意見をいろいろ伝えていったのです。

出演前日のことでした。
明日テレビ出演なので体調を整えるために
今日は早めに寝ようと帰り支度をしていると、
夜9時を回って担当のADの方から電話がかかってきました。

私も話を聞いて驚いたのですが、クリエイティビティー(創造力)を
磨くためだと思うのですが、担当のADはその日の収録と関係のない
何か面白いネタを台本に載せないといけないというのです。

そのADの方が考えたことは、美容外科医に各ADの顔から
性格分析してもらった結果を載せたら面白いのではないかということでした。

私は、アメリカの人相学パーソノロジーを学んでいるので、
「分かりました。写真を送ってください」と引き受けました。
「有難うございます。こんなこと、他の先生には頼めません。
永久先生にしかお願いできないことです」
とおっしゃって電話を切られました。

私は夜11時までかかって何人分もの顔を分析してレポートを送りました。
「有難うございました。当たってますね。
どうしてこんなことまで分かるのですか?」
とおっしゃっていただきました。

次の日の台本には、かなりオーバーにおもしろおかしく脚色され、
部分的には逸脱した私のスタッフ分析が
「美容外科医の分析(ガチ)」として載せられていました。

私の努力のかいがあってか(?)収録当日は
他の先生方には全員で一室控室が用意されていましたが、
私には一人で一室控室を用意してくれていました。
番組担当の方も私に敬意を示してくださっているのが分かり、うれしく思いました。



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台本にあった部屋割り



となりの部屋は柳原可奈子さんでした。

トイレに行った帰り、柳原可奈子さんとばったり出会いました。
柳原さんは私に親切に親しそうにいろいろ話しかけてくれました。
しかし、本番前で緊張していた私は何もしゃべれず、
「はい」と「いいえ」しか返事ができませんでした。

数分後、柳原さんは残念そうに話を打ち切って自分の控室に戻られました。
後から柳原さんへのインタビュー記事を読んで知ったのですが、
私は柳原さんの好みの男性のタイプにもろピッタリだったのです(笑)

残念、友達くらいにはなれたかもしれないのに。
でも、その時の私は緊張していてそれどころではありませんでした。

一応、他の先生方の控室に挨拶に行き、
しばらくの時間滞在していましたが、
普段の診療時と変わらない自己主張の強い方が多いのにビックリしました。
あれやこれやとテレビ局のスタッフに注文をつけているのです。

大阪から出てきた先生は、
「こんなんじゃ電車賃にもならない」と文句を言ってました。
それなら出演を断れば良いのに。

ちなみに私が出演を依頼される時は、
いつもギャラの話は一切しません。
自分の趣味で出演させてもらっているようなものなので、
出演料は全く気にしていません。
「笑っていいとも!」の出演時も自分がいくらもらえるのか
知らないで行っていたので、そんなものかと思っていました。

番組終了後、担当のADの方から一人だけ呼び出され、出演料をいただきました。
「笑っていいとも!」の番組の名誉のために書いておきますが、
出演料はたくさんいただきました。
出口のエレベーターの前まで見送って下さり、
「今回はいろいろと有難うございました。また一緒に仕事をしたいです」
とおっしゃっていただきました。

自分が心地良くなるために自己主張しても、認めてはもらえません。
番組が良くなるためにいろいろと提案するのは評価してもらえます。


世の中には、一生懸命やるのは損だという風潮がはびこっています。
一生懸命やっても、手を抜いても、もらえる金額が同じなら
手を抜いた方が得だと考える人が多いように見受けられます。

しかし、それは間違えているのではないでしょうか。
一生懸命やろうとしているのか、
手を抜いてやろうとしているかは他人に伝わるものです。

私は、普段自分が行う手術でも、手を抜いてやることはありません。
こんなところまでやってもきっと患者様には
分かってもらえないだろうなと思いながら、
それでも手を抜かないでやっています。

その場で評価してもらえるかどうか分からない、
結果が出るかどうかも分からない。
でも、一生懸命やった方が自分も気分が良いし、
何か人生が変わってくると思うのです。

効率よくお金を稼ごうとするのもひとつの価値観です。
しかし、たとえ効率が悪くても、一生懸命やることに
何か大切な意味が隠されているように思うのです。


いつもできなくても、時には自分が一生懸命やれる何かを見つけ、
それにトライしてみるのも良いことではないでしょうか?


患者様からの贈り物5 ~もっと笑って楽しもう~



昨日の夜、2ヶ月後に結婚式を控えた新婦さんが、結婚式前に綺麗になっておきたいと
目頭切開の手術を受けにご来院されました。

目白ポセンシアクリニックの目頭切開は腫れが少ないのですが、
この患者様はダウンタイムがあまり取れず、腫れが少なくなる鍼治療をご希望されました。

首や肩にコリがある人はそこで締め付けられ、顔面の循環が悪くなります。
目白ポセンシアクリニックの鍼治療は、首・肩をほぐし、
経絡(ツボの通り道)を刺激して顔面の循環を良くするのが主な治療です。
それでも腫れが出そうな患者様には、フランスの治療家
P.ノジェの耳つぼ治療法も加えています。

まず、首の緊張具合を調べようとこの患者様の首に触れると、患者様は急に笑い出しました。
「どうしたのだろう」と思っていると、
「先生、私、首、弱いんです」と言って、さらにゲラゲラ笑います。
まるで、首に笑い袋のスイッチが付いているかのように笑い転げるのです。
まさに、笑いのツボを押してしまったようです。
身体をほぐすための治療ですが、笑っていれば自然に身体はほぐれてくるので、
私はそのまま首を押さえていました。

「先生、もうダメです。苦しい。笑いすぎてお腹、痛いです!」
「身体がほぐれた方が腫れが少なくなりますから、我慢して下さい」
本当は、別のほぐし方もあるのですが、
患者様の笑い方があまりにも豪快で気持ちいいので、
私もその反応がどうなっていくのか医学的に興味が出て、そのまま押さえ続けました。

「ご主人になる方は、このことをご存知なのですか? 
奥様の機嫌が悪い時も、首を押さえれば一発で機嫌を取り戻してくれますね。
是非、これはご主人に教えておかないと」

私達男性からすれば、気分がコロコロ変わりやすい女性に手を焼きますが、
こういった女性相手なら、男性もやりやすくて良いです。

さらにこの目頭切開の手術後、テレビCMで有名な
○○○クリニックで埋没法を受けた患者様が、
埋没法がはずれてしまい、今度ははずれないよう
切開法で手術を受けたいと当院にご来院されました。
できれば、前回の埋没法の糸はすべて抜糸して欲しいとのこと。

切開法で内部処理を行いますが、前回の糸がなかなか見つかりません。
「なかなか見つかりませんね」
と患者様と話をしながらやっていると、やっと糸が出てきました。

「糸が出てきましたよ」
「良かった!」と患者様がおっしゃるので、
「『良かった』ではなく、もっと別の言葉があるでしょ」
「えっ、なんて言うんですか?」
「『YES!』です」
「どうしてですか?」
「テレビでもやっているでしょ。『YES! ○○○クリニック』って」
というと、患者様にゲラゲラ大ウケです。

片側の切開法が終わったところで、鏡で状態をお見せしました。
この患者様は、看護師の方で休みが4日間しか取れず、
術後5日目から勤務という短期間のダウンタイムで仕上げなくてはなりませんでした。
「どうです? これなら大丈夫でしょ」
「先生、ホントですね。切開法でもこんなに腫れずにできるのですね」
ダウンタイムがあまり取れないので、普段よりかなり気を遣ってやりました。

この患者様にひっかけ問題を出しました。
「うまく行ったでしょ。こんな時はなんて言うんですか?」
「『YES!』ですか?」
「『YES!』って、それ、よそのクリニックじゃないですか。
そんなこと言うのなら、逆側はそこのクリニックでやってもらって下さい」
「え~、そんなの困ります」
と、ちょっと、ツッコミを入れてみましたが、すぐに逆襲されました。
「先生、それならなんて言ったらいいんですか?」
そこまで考えてなかった(汗)

苦し紛(まぎ)れに、
「『ポッ』って恥ずかしげに言って下さい」
「『ポッ』ってポセンシアのポですか?」
「そうです」
患者様がまた、ゲラゲラ笑ってくれたので、何とかこの状況をクリアできたようです。
ふう~(汗)

逆側に移り、こちら側の前回の埋没法の糸も見つけ、抜糸しました。
「こちら側も糸を取りましたよ。こんな時はなんて言うのでしたっけ?」
「YES!」と、ニッコリ。
「そうですね」
患者様は楽しそうにされています。

無事、手術が終わりました。
「先生、痛いのは最初の麻酔がチクッとした時だけでした。
先生に手術をやってもらって本当に良かったです」
「それは、良かった。『麻酔も痛かったけど、先生のジョークはもっとイタかった』と
言われたらどうしようとドキドキしていましたよ」
と言うと、またゲラゲラ笑いころげてくれました。
この患者様のような明るくてノリの良い女性は、楽しくて良いです。

この患者様から、手土産をいただきました。



quatre.jpg
有難うございました



というわけで、昨日も手術が終わったのが夜9時頃になってしまいましたが、
患者様たちが大笑いしてくれたので、私も楽しく診療ができ、
疲れも吹き飛んでしまいました。

これまで、患者様がたから手土産をいただいていたのですが、
ブログの記事と合わなさそうだったので、掲載をしておらず申し訳ございませんでした。

今回の記事に掲載させていただきます。

以下、続く・・・

プロフィール

永久 晶浩(ながひさ あきひろ)

Author:永久 晶浩(ながひさ あきひろ)
国立神戸大学医学部卒業
目白ポセンシアクリニック院長
https://ssl.possenssia.com/profile/
心のあり方まで含めた「美」についての総合研究者

古代ギリシアから現代アートまで古今東西の芸術的文化を研究している

主な著書に「アルファ型美人のすすめ~愛される美人vs.愛されない美人~」「『NO』と言えれば人生は開ける」

診療日誌を日々更新中

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