美容外科医が書くいい女・いい男のつくり方~自分の人生を向上させたい人のために~
数多くの美しくなりたい女性、カッコ良くなりたい男性を見てきた現役美容外科医が、美しく生きるためのヒントを綴ります。
- 2012 . 04 «
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プロフェショナルな人 ~嶋田ちあきさん~
メイクアップアーティストの嶋田ちあきさんの
メイクショーが新宿高島屋で開催されたため、参加してきました。

新宿高島屋ショー会場風景
嶋田ちあきさんと言えば、松田聖子さんや大地真央さんのメイクを担当されるなど、
メイクアップアーティストとして日本で第一人者の方です。
目白ポセンシアクリニックでは、開院当初から男性整形に力を入れています。
開院当時の10年前の男性のための整形と言えば、包茎手術であるとか、
男性器を長くする、太くするなど、アンダーグランド的な整形しか
ほとんどなかった時代です。
しかし、その当時であっても、わずか少数でしたが、
目の整形や鼻の整形を希望する男性がいらっしゃいました。
カッコ良くなりたい男性は多い。
イケメンになりたい男性は多い。
ブ男は女性からも敬遠されやすく、ご自身でも劣等感を持ってしまう。
男性整形の潜在的ニーズを感じた私は、開院当初から積極的に
目白ポセンシアクリニックのHPに男性整形を打ち出し、
世の中への啓蒙を始めたのでした。
その成果はすぐに現れ、目白ポセンシアクリニックに
多くの男性患者様が訪れるようになりました。
男性患者様のご来院数の方が多い日もあるくらいです。
マスコミでも取り上げら得るようになりました。

SPA
男性整形は特殊であり、クリアすべき難しい問題をたくさん抱えています。
一番大きな問題は、男性心理です。
まず、男性は女性と違い、お化粧をすることがないので、
自分の顔の変化を受け入れづらいのです。
カッコ良くなりたい。でも、顔が変わり過ぎるのは困る。
でも、変化が分からないのだったら、整形を受ける意味がない。
そんな気持ちでカウンセリングや手術を受けに来られる方がたくさんいらっしゃいます。
医師の立場から言えば、矛盾したメチャクチャなことを
おっしゃっていることになるのですが、その微妙な気持ちや感覚を
汲み取ってデザインしていくのが、男性整形の難しさなのです。
それから、クリアすべき問題にダウンタイムの短さがあります。
男性は勤務されている方が多いので、仕事を長期間休むわけにはいきません。
ダウンタイムを極力短くしないと、整形手術を受けることができないのです。
その意味で、腫れが少ない手術ができる私にとって、男性患者様から非常に喜ばれました。
しかし、男性はまぶたが厚い方が多く、二重まぶたの
切開法の手術をすることも多くなります。
いくら、腫れが少ない手術ができるとは言え、
腫れ、内出血がゼロというわけにはいきません。
特に内出血が引いてくるのに、時には1~2週間程度の時間がかかることがあります。
その期間、仕事に行かれる場合はメイクでうまく隠してもらった方が良いのですが、
男性はお化粧の仕方が分からないのです。
そして、男性である私も、お化粧の仕方の指導ができません。
そこで、メイクの研究を始めた時に知ったのが、嶋田ちあきさんだったのでした。
当時、すでに嶋田ちあきさんは、
日本のトップクラスメイクアップアーティストとして君臨されていましたが、
初めての著書を出されたばかりの時でした。
嶋田ちあきさんの修行時代の話で私が感銘を受けたのが、
自分は他人のメイクをしないで他のメイクアップアーティストが
メイクをしているのをじっと見続け、
ある日、急にメイクがうまくできるようになったという内容の話でした。
以前、私が勤務していた大手美容外科では、
最初に入職すると、2,3回埋没法の見学をさせられます。
そして、「やってみますか?」と言われ、
生まれて初めての埋没法の手術を行うことになるのです。
当時、美容整形はバブルの時代で広告さえ打てば
患者様はいくらでも来て、医師の数が足りなかった時代です。
それでも、埋没法は2,3回見ただけでできる手術であるはずがありません。
当然、ひどい結果になりますが、それがまかり通った時代だったのです
(今でも大手美容外科ではそうしているのかもしれませんが)。
私は手術をするのが怖くて、ずっと見学を続けました。
自分でやれそうに思えるまで何度も見学をさせていただき、
埋没法ができるようになりました。
埋没法ができるようになれば、次のステップとして
切開法の手術に進むことになります。
人の顔にメスを入れるなんて、当時の私には考えられないことでした。
本当のことを言えば、現在の私でも、人の顔にメスを入れることに
ある種の心理的抵抗があります。
だからこそ、絶対失敗するわけにはいかないと、
毎回、真剣に手術に取り組みますし、良い結果を残せるのです。
私から見れば、形成外科出身の先生方は、
人の顔を切ることを簡単に考え過ぎている方が多いような印象を受けます。
前日大酒を飲み、二日酔いの日でも手術ができるようになったら一人前と
豪語する形成外科出身の先生もいらっしゃいますが、私からすれば論外です。
私自身は目白ポセンシアクリニック開院と同時に禁酒の誓いを立て、
数年間は1滴も酒を飲みませんでした。
現在でも、酒はほとんど飲みません。それくらい、真剣に診療に取り組んでいます。
当時、人の顔にメスを入れることに抵抗があった私は、
自分が行う手術を埋没法と豊胸術くらいにとどめ、
後は業務としてはカウンセリングを行い、
業務のない時は手術見学を行いました。
ある日、総院長から呼び出されました。
「どうして手術をしないのだ。
手術をしないのなら永遠に手術はうまくならない。
手術を失敗してもこちらで責任を取っているではないか。
手術をしなさい。そうしないと、給料も上げられないよ」
確かに、手術に失敗するドクターがいても、和解金や裁判費用は
クリニックが払ってくれていました。
しかし、私にとっては、そんなことが問題ではなかったのです。
自分が担当した患者様が、私の技術が未熟なせいで
良い結果にならないという事実が発生するのが嫌だったのです。
私は、総院長に申し上げました。
「給料は上げていただかなくて結構です。
自信がつくまで、もうしばらくこのまま見学を続けさせて下さい」
以前、私のクリニックのスタッフにこの話をすると、
「先生、カッコいいですね」と言われました。
しかし、現在、経営者でもある私としては、
ある意味、赤面するようなお恥ずかしい話なのです。
なんて扱いにくい、生意気な社員だったのだろう。
そんな人間をよく辞めさせず、置いてくれていたなと、
今でも総院長には感謝しています。
それと同時に、私を辞めさせない方が良いメリットが、
そのクリニックにはあったのです。
私は、心理学を学生時代から勉強していたので、
当時から私はカウンセリングがうまく、患者様から人気があったからです。
ここで話を急に変えますが、西洋では、何かを習う時、練習をします。
しかし、伝統的な東洋の練習法は、見取り稽古を中心とします。
何年もやらせてもらえず、ひたすら雑用をしながら先輩が行うのを見続けるのです。
見続ける中から、動作、タイミング、呼吸といった微妙な感覚を掴み取って、
覚えていくのです。
私は、茶道や空手など東洋の伝統的な文化を学んでいたので、
見取り稽古の重要さを知っています。
ずっと見学を続けていれば、いつかできる時が来ると信じていました。
そして、とうとうその時がきたのです。
ある日、突然、手術ができるようになったのです。
これは、外国語を勉強している人にも分かる感覚だと思います。
最初はどんなに練習してもなかなか、しゃべれることができません。
しかし、ある日、急にしゃべれるようになる時がきます。
そんな感覚なのです。
手術のコツさえつかんでしまえば、後はそんなに難しくないのです。
私はいろんな手術に挑むようになりました。
そして、コツをつかんでしまっているので、
患者様にご迷惑をおかけすることはわずかでした。
以前、私のクリニックで手術を受けた男性患者様の感想に、
「先生も今は手術がうまいけど、昔は失敗しながらうまくなって、
ここまでの技術になったのだろう」
という意味のことを書かれていた方がいらっしゃり、
それを読んで、苦笑いしたことがあります。
誤解だからです。
私は、失敗を極力しないように十分、配慮しながら学んだのです。
このブログは、患者様だけでなく、同業者、
そして、現在、修行中の美容外科医の方も読んでいらっしゃるようなので、
現在、修行中の美容外科医の方へは、どうぞ、
患者様を実験台にして手術をうまくなろうなんて思わないで下さいと
申し上げたいのです。
見取り稽古という方法があるように、
上手な先生の手術を何度も見せていただき、
脳の中にそのシーンを焼きつけ、頭の中で何度も何度も
イメージトレーニングを続ければ、
患者様にご迷惑をかけることなく、手術がうまくなれるのです。
そんな自分の修行時代と、嶋田ちあきさんの修行時代が
オーバーラップしていたので、昔から嶋田ちあきさんのファンだったのです。
メイクショーが終わると、舞台裏に戻られていた嶋田ちあきさんにご挨拶に伺い、
少しの間、お話をさせていただきました。
気さくで性格もとても良い方でした。

嶋田ちあきさん
BRRILLAGEというブランドから嶋田ちあきさんが開発された
ベースメイクが発売されています。
私も、ファンデーションを塗り壁のように塗りたくった女性を見て
苦笑いしてしまうことがありますが、嶋田ちあきさんによれば、
ベースメイクをしっかりすることで、ファンデーションの量を
極力少なくすることができ、自然な美しいメイクができるのだそうです。
今回、嶋田ちあきさんから、ベースメイクの重要性をお教えいただきました。
ベースメイクをしっかりとすることで、肌のくすみをなくし、透明感を出し、
肌のデコボコをなくし、張りを出して、リフトアップすることができるのです。
ぜひ、機会がありましたら、BRRILLAGEのベースメイクを一度、お試し下さい。
笑いは人生を切り開く!
前回のブログに、大阪からご来院された患者様からいただいた、
お笑い芸人のお店のお土産を載せました。
大阪には、一般の方でも自分はお笑い芸人であり、
人を笑わせることが義務であると思っている県民性があります。
勉強ができる、仕事ができることより、人を笑わせる能力の方が
高く評価される不思議な地域なのです。
私は、関西出身なので、お笑いは大好きです。
私は、「笑い」にはベクトル(方向)があると思っています。
つまり、他人をバカにして、他人を卑下することで笑わせようとする笑い、
(いわゆる上から目線、他人を見下す下へ向けたベクトルです)、
逆に自分を卑下する自己卑下による笑いです
(こちらは他人を見上げる上向きのベクトルです)。
他人をバカにすると、その人から怨まれるし、
周りからもそれだけの人と思われてしまいます。
自己卑下による自虐(じぎゃく)的な笑いは、聞いていて痛々しい。
どちらも決して気持ち良い笑いではありません。
何か不愉快な嫌な気持ちが残ってしまいます。
プロのお笑い芸人になるのでなければ、
このふたつの笑いは生きていく上で危険なのです。
笑いのベクトルの方向性は気をつけなくてはいけません。
私が好きなのは、ちょっとした機知を使ったウイットに富む笑いです。
頭の良さを感じさせます。
他人を気持ち良くさせる笑いも良いですね。
こう考えると、笑いには、人間力が大切になってきます。
目白ポセンシアクリニックには、キャバ嬢など水商売系の患者様もいらっしゃいます。
いつも仲良し2人組みで来られるキャバ嬢がいるのですが、
4度目くらいの来院の時でしたが、入り口で私を見つけると、
私に向かって「オッス!」と挨拶したのです。
受付のスタッフは、「ドクターに向かってオッスなんてとても言えません」と、
目を白黒させていましたが(良い子の皆様も決してマネしないで下さいね)、
私は、嫌な気持ちに全くなりませんでした。
キャバ嬢も笑いのプロです。
客を楽しませ、笑わせることで生活を成り立たせているのです。
彼女達は、ちゃんと計算しているのだと思います。
相手を下げているようで下げていないのです。
その日は、1ヶ月前に行った目頭切開と二重の手術の検診の日でした。
目が小さくて周りからシジミのような目だと言われるので、
目を大きくしたいと手術を受けられたのでした。
私は、「目が大きくなって随分ときれいになられましたね。
手術前はアサリでしたか、シジミでしたか、言われてましたよね」と言いました。
「はい! ありがとうございます」
「正確には、アサリでしたっけ、シジミでしたっけ?
育ちが良いので、庶民の食べ物はあまり良く分からないものですから・・・」
と、ちょっとおどけると、相手も手慣れたものです。
「ハイ、ハイ。お国(故郷)へ帰ってください」と、流されてしまいました。
そこで私は、相手に聞こえるようにボソッと独り言を言いました。
「フランスって遠いんだよね」
こんな感じで相手を卑下することなく、自分も卑下することもなく、
「笑い」を作っていけると思うのです。
時には、「挑戦者」もいます。
1ヵ月後にご結婚されるという女性が、フィアンセを連れて、
きれいな結婚式の写真を残しておきたいからとご来院されました。
このフィアンセがやんちゃな方で、いろいろボケを入れてくるのです。
手術が無事終わり、いつも通りリカバリー室で冷やしていただきました。
その日は忙しく他の患者様の対応に追われていたのですが、フィアンセの方が
もう冷却は十分ですかと呼びにいらっしゃいました。
ちょうど他の方のカウンセリングを終えた私は、リカバリー室まで行きました。
その時、フィアンセの方が、「泊まっていっていいですか?」
と言うのです。
こんなボケには、しっかりと切り返してあげないと
関西人の名が廃(すた)ります。
「別途宿泊費がかかりますが良いですか?」
と返答すると(実際には宿泊は不可です)、
「宿泊費がかかるんですか!」と喜んでいました。
その女性は、出口のところで、
「先生、鼻の下を長くする手術ってあるのですか?
彼が私の鼻の下が短いっていつも言うものですから」
と質問されました。
残念ながら、鼻の下を短くする手術はあるのですが、長くする手術はありません。
また、その女性の鼻の下が短い訳でもありません。
そこで私は、「奥様の鼻の下は短くありませんよ。
ご主人の鼻の下が長いんじゃないですか?
(ご主人に向かって)これからご結婚されるのだから、
他の女性を見ても鼻の下を長くしてはいけませんよ」
と言うと、おふたりで笑顔で帰られました。
私はスタッフと一緒に「末永くお幸せに!」とお見送りをしました。
次は、最近の私のスベった例です。
春は卒業と入学・入社のシーズンで、多くの整形希望患者様が毎年ご来院されます。
今年もたくさんの患者様に目白ポセンシアクリニックにご来院いただきました。
その中のひとりに18歳の長身でイケメンの男性がいました。
大学入学前に二重の整形手術を受けたいとのことでした。
ひとりでカウンセリングにご来院され、
手術をお受けになられたいとのことでしたので、
保護者の方の手術同意書を提出するようにお願いしました。
保護者の同意書を必要としない、いい加減なクリニックもありますが、
目白ポセンシアクリニックでは、必ず保護者の方にご同伴いただくか、
ご同伴いただけない場合は、保護者の方に手術同意書を提出していただいています。
その男性は、カバンの中から「民法」と書かれたタイトルの書籍を取り出し、
そこにはさまれた保護者同意者を出しました。
私は、「大学で何を学ばれるのですか?」とお聞きしましたが、
日本で最難関の私立大学の法学部の学生さんになられるとのことで、
将来は検事になりたいとおっしゃられました。
さて、いよいよ手術室に入室していただきました。
デザインを行っていきます。
その方は、自分の希望の形があるわけでなく、いろいろなデザインを
見せて欲しいとのことでしたので、小さな二重、中間くらいの大きさの二重、
大きな二重などいくつもの二重の形をお見せしました。
最終的にはやや大きめの平行型二重とそれよりやや小さめの
末広型の二重のふたつ絞られました。
「先生はどちらが良いと思いますか?」
と意見を求められました。
目白ポセンシアクリニックでは、パーソナルデザイン法を行っています。
患者様の顔のつくりや雰囲気、性格、職業などを考慮しながら、
ひとりひとり個別にデザインを行い(パーソナルデザイン法)、
患者様が納得されるまで、いろんなデザインを
プロとしての意見も交えながら提案しているのです。
長身でイケメンの彼には、やや大きめの弱い平行型の二重が
顔や雰囲気には似合ってはいるのですが・・・。
私は、「う~ん」と唸(うな)りました。
「こちらの二重の方がお顔や雰囲気には似合っているのですが、
将来、検事になりたいとおっしゃっておられましたよね。
羽賀研二になりたいならこちらでも良いですが、
検事になりたいのなら、もう少し幅が狭い方が良くないですか?」
横で一緒にデザインに立ち会っていたスタッフは
笑い転げて大いにウケていたのですが、
患者様は無反応でした。
18歳の男性に羽賀研二と言っても、ピンと来ないのでしょうね。
相手のキャラを読み違え、スベってしまいました。
羽賀研二ネタに笑っているそこのあなた、年齢がバレますよ!
年齢がバレると言えば、こんなネタがあります。
目の上や目の下など、繊細な技術が要求されるヒアルロン酸注入の場合、
目白ポセンシアクリニックでは、手術台を動かして
寝ている状態ではなく、起きている状態で注入を行います。
重力によって顔の形が変わるので、起きている状態で注入した方が
正確に注入できるためです。
まず手術台の上半身の部分を起こし、
それでもまだ90度まで角度がつけられないので
さらに手術台の下半身の部分を傾けて
顔の位置がまっすぐになるまで手術台を動かすのです。
患者様はまるで滑り台に乗っているような感じになります。
少しずつベッドが動いていくその状況は、
解答者が滑り台に乗り、間違ったら滑り台の角度がついていく
クイズ番組・ダイビングクイズを彷彿(ほうふつ)させます。
私は患者様に
「ほら、ダイビングクイズみたいでしょ。
私の質問の答えを間違えたら、もっとベッドを傾けますよ」
と言うと、大抵の患者様は笑ってくれます。
そこで私は、
「笑わないで下さい。そこで笑ったら年齢がバレますよ」
と言ってさらに患者様を笑わせるのが、私のネタです。
ロングヘアを贅沢にトリートメントしてツヤツヤとさせ、
クルクルとカールしてくる40代のマダムが、
定期的に目の下のヒアルロン酸注入に来てくれています。
その方にも同じネタを使い、笑ってくれたので、
「ほら、ほら。笑わないで下さい。笑ったら年齢がバレますよ」
と言ったのですが、その方から
「年上の男性との付き合いが長かったものですから」
とサラッと切り返されました。
私は、こんな切り返しをされる方に頭の良さを感じます。
外見が魅力的なだけでなく、頭も良いステキな女性です。
(ブログで公開してしまったので、このネタは封印します)
手術室に入れば、患者様も緊張されます。
そのため、患者様にリラックスしていただけますよう、
不謹慎にならない程度に、相手のキャラを見ながら
ジョークを交えて、できるかぎり楽しい雰囲気の中で
患者様に過ごしていただけますよう、工夫しています。
私は、笑いは人生にとても大切なものだと思っています。
笑いは、人間関係を良くします。
身体の免疫力を高め、身体を健康にしてくれます。
鬱(ウツ)が軽減するなど、精神も健康にしてくれます。
笑いは人生を豊かにしてくれます。
よくスピリチュアル系の人で
「すべての出来事には意味がある」と言う方がいらっしゃいます。
もちろん、そんな出来事もあるでしょう。
しかし、世の中には、どれだけ考えても理不尽な出来事もあるのです。
そんな時は、いくらその出来事の意味を考えても
虚しくなったり、腹立たしくなったりするだけです。
こんなに真面目に頑張っているのに、どうしてこんな目に遭わなくてはいけないのか、
そう言いたくなる出来事もあるのです。
そんな時こそ、笑うのです。
生きている限り、前向きに頑張っていくしかないのです。
少々の理不尽な出来事は笑い飛ばし、前に向かって進んでいくのです。
古事記に「天の岩戸開き」という寓話があります。
弟であるスサノオがアマテラスのいらっしゃる高天原で乱暴を働き、
それに悲しんだアマテラスが天の岩戸に引きこもってしまいました。
アマテラスは太陽の化身ですから、世の中は暗くなり、
不幸な出来事が勃発(ぼっぱつ)しました。
何とかアマテラスに戻ってきてもらいたいと思った神々は、岩戸の前で宴会を開きます。
飲んで歌って踊って大騒ぎし、大笑いをすると、私がいなくなったのに
どうして世の中はそんなに楽しそうにしているのかと
アマテラスはそっと岩戸を開けて世の中の様子を覗こうとしました。
その瞬間に力持ちのタヂカラノオが戸をつかんで開け、
アマテラスを呼び戻し、世の中も光を取り戻したという話です。
この寓話には、物事に行き詰ったら、クヨクヨするのでなく、
笑って道を切り開いていけば良いという教訓が含まれているように
私には思えるのです。
真面目過ぎる人は、悩みすぎ、鬱(ウツ)になります。
とにかく、まずは笑ってみることです。
そうして気持ちを切り替え、再出発するのです。
笑いは心の暗闇を打ち破ります。
笑いこそが人生を切り開いていくのです。
奮闘! 6歳児の手術(逆さまつ毛)
目白ポセンシアクリニックには、未成年の方も多くご来院されています。
特に当院で特徴的なのは、小学生でも手術を受けに来られることだと思います。
手術を正確に安全に仕上げられる技術がないと、大切な子どもの手術を
任せるわけですから親御さんからも信用されません。
6歳児の方など小さなお子様にもご来院していただいているのは、
目白ポセンシアクリニックが多くの方から信用いただいているひとつの証だと思います。
今回は、逆さまつ毛の治療をご希望され、親子でご来院されました。
せめて小学校高学年か、できたら小学校の卒業時まで手術を待った方が
良いのではないかとお伝えしたのですが、この春から私立小学校に入学されるとのことで
エスカレーター式に上がっていくため、手術は今しかないというのが親御さんの判断でした。
小さなお子様の手術は難しく、ご本人の協力がなければ手術は大変になります。
私は必ずどんなに小さな患者様に対しても、ご本人に本当に手術を受けたいか
意思確認をするのですが、大抵は小さなお子様のため、
すでに親御さんに説得されていることが多く、簡単に同意されるのが現状です。
子ども病院などへ行けば、全身麻酔で手術を受けられるので、
ご本人にとって精神的負担が少ないことも説明したのですが
親御さんの希望は全身麻酔は危険であり、
絶対に全身麻酔での手術は受けさせたくない、また眼科ではなく、
美容外科の先生によってきれいに仕上げてほしいとの希望でした。
6歳の患者様は、機嫌よく手術台に上がってくれましたが、
やはり手術が始まると大泣きします。
動きが激しくなって手術が難しくなると手を止めて泣き止むのを待ち、
泣き止むと手術を再開します。
また、突然動き始めることもあります。
私は、普段でも患者様の体の微細な緊張を読み取りながら、
カウンセリングや手術を行っています。
患者様が痛いと言わなくても、体に小さな緊張が生じれば
痛みやストレスを感じられているので何らかの対応が必要な時です。
我慢強い患者様は、手術中我慢され、何も言ってくれません。
以前、「何も言っていないのにどうして痛いのが分かるのですか?」と
聞かれたことがあり、その時は、「プロですから」と
サラッと答えたのですが、実は患者様の微細な体の変化を読み取っているのです。
微細な筋肉の動きで動きだしそうだと感じたら、サッと手を止め、
メスやハサミなど先の鋭い手術器具を引込めます。
そして動きが終わりそうな時を予想して術野の近くまで道具を待機させ、
動きが止まると同時に手術を再開します。
そうして時間を稼がないと、動きが止まってから道具を動かしていては、
道具が術野に達して手術を始めようとすると次の動きが始まってしまい、
手術が全く進まないことになってしまうのです。
また、精神的な恐怖で痛みがほとんどなくても大騒ぎする患者様もいらっしゃいます。
今回も6歳の患者様ですから、痛くなくても大泣きするのです。
目白ポセンシアクリニックでは、開院時から公開医療を行っています。
公開医療とは、患者様に安心して手術を受けていただけますよう、
ご家族や恋人、友人などがカウンセリングや手術に立ち会えるシステムですが、
このような時こそ、公開医療が本当に必要な時です。
以前はすべて無料で公開医療を行っていましたが、
興味半分で公開医療を希望される方もいらっしゃるので、
現在は原則として有料で手術時は公開医療を行っています。
しかし、今回は患者様にとって本当に必要ですから、
無料でお母様に手術室に入室していただきました。
痛くない場面でも子供さんが泣きわめくので、
「絶対、それ痛くないよ」とお母様も子供さんを説得してくれるのですが、
それでも子供さんは泣きわめきます。
途中で休憩を入れながら手術を無事終わらせました。
今回のような手術は本当に大変なのですが、私にとっては充実感があるのです。
他のドクターならほとんどのドクターが手術を始める前から断わることでしょう。
また、引き受けても子供さんが大泣きすれば、叱りつけたり、
これでは手術はできませんと、途中で中断すると思うのです。
しかし、私にとっては、こんな大変な手術を最後までやり遂げる、
そこにお金には変えられない充実感を感じてしまうのです。
人生は、チャレンジの連続です。
人生、楽な方が良い、そんな考え方も勿論あると思います。
しかし、私にとっては、そんな楽な人生、つまらないのです。
せっかく生きているのだから、充実した人生を送りたい、
人生を充実させるために、どんどん新しいことや
不可能と思われることにチャレンジしていく、
そんな生き方が好きなのです。
子どもの頃は、毎日がキラキラしていたのに、
大人になったらつまらない毎日になってしまった、
そういう風に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
つまらない毎日の連続と感じているとしたら、
そんな時こそチャレンジを決断する時です。
子どものようなキラキラする毎日を取り戻した時、
そこに精神の若さを取り戻し、そして肉体の若さを取り戻すと思うのです。
アンチエイジングのためのサプリメントも大切ですが、
まず、精神面から若さを取り戻す、
そんなアンチエイジングの方法があっても良いのではないでしょうか?
追記1;大阪からのお土産
大阪から患者様がいらっしゃり、お土産をいただきました。
お笑いタレント「たむら」さんがプロディースしたお菓子で
大阪ではおいしいと有名だそうです。

たむらのマヨおかき
大阪で埋没法の手術を受けられましたが、納得できず
今回は絶対に納得できるクリニックで手術をお受けになられたいと
わざわざ東京まで来られました。
電話でご予約される時も、手術を受けるかどうかは
カウンセリングを受けて納得してから決めても良いですかと言われ、
「勿論、そうなさった方が良いです」
とスタッフが答えたのですが、カウンセリングをしてすぐ
手術を受けられることを決められ、
手術が終わると、大変喜ばれ、
「大阪の名物なので、ぜひ、このお菓子を受け取って下さい」
と、カバンから出されたのでした。
信用していただけ、喜んでいただけたのが
私にとっても嬉しいことでした。
お菓子、おいしかったです。
ありがとうございました。
追記2;大分からのお土産
大分から来られたリピーターの患者様からお土産をいただきました。
すぐ売り切れる、大分の人気商品です。

もともと知的で素敵な患者様でしたが、手術を受けられ、さらに素敵になられました。
ありがとうございました。
追記3;
春休みのせいか、遠方からの患者様が目立ちます。
先日のマレーシアからリピーターの患者様に引き続き、
Los Angelsからも患者様がご来院されました。
この方もリピーターの方でしたが、
春休みのため手術が多く、手術時間が長引いてしまい、
30分もお待たせしてしまいました。
申し訳ございませんでした。
しかし、この患者様はアメリカ西海岸の自由な、良い意味での
アメリカ的な雰囲気を持っておられ、のびのびとした太陽のように明るく穏やかで、
フレンドリーで思いやりがある、そんな素敵な雰囲気を持っておられます。
「お待たせして申し訳ございません」とカウンセリングルームに入ったのですが
「先生!」と笑顔で、アメリカ式に握手をして迎えて下さいました。
その患者様はアメリカでも手術を受けられていましたが、
私の手術が一番良かったとリピートして下さったのです。
アメリカの方が技術が進んでいるとおっしゃる先生も
いらっしゃいますが、私は、日本人の方が手先が器用であり、
特にアジア系の人種であれば、やはり日本で手術を受けるのが
一番良いのではないかという個人的見解を持っております。
外国に対して、卑屈になっている日本のドクターも見受けられますが
私は、いち日本人として堂々と胸を張っていきたいと思っています。
和魂洋才を極める!





